先月末、それぞれにそれぞれの厄介な病を抱える死に損ないの三人で会った。
オマエが一番元気になっている。
よほど経過が順調なのか?
いや、そっちは相変わらずさ。
そんなことはない。
往時と変わらぬARK節にタジタジ。
人を喰って生きてきたオマエの面目躍如というところだ。
なので、話した。
もし、そう見てくれるなら、それは医者のおかげというよりブログで親しくさせ貰っている人たちのおかげだな。
病気と縁が無かったので、いくつかのガン宣告(2023)に、一度はまるで生きる屍になって、奈落の底に落ちて、悶々とした日を送った。
出口の見えない暗いトンネルの中、万が一の光明にすがる思いがあったのか、(自分なりには)気力を振り絞って、長いこと遠ざかっていたブログを開いてみた。
すると、
その後を心配してくださり、ブログ再開前の最後の記事にコメント下さっている方が何人もいた。
で
これではいかんと思い、「永い眠りから覚めて」と題して、ご挨拶の記事を書いたところ、思いもしなかったたくさんの方たちから激励と歓迎のコメントを戴くことになった。
これは、ボクには何事にも勝るほど効いて励みになった。
で
そのことを事細かく、二人の死に損ないに話した。
医師や医学を信じないわけではない。
が
病は気からを、身をもって知った。
人の人を思ってくれる力は、何物にも勝るのではないか。
いつお迎えが来てもいいなんて、強気を装ってはいるが、叶うことなら元気でいたい。
今日の痛さよりも明日も楽しく、明るく、心穏やかに。
それがあるからイヤな病院通いにも耐えられる。
その背中を押してくれたのが、親しくさせてくれるブログ友達だ。
禁酒、禁煙を厳命されている三人(一人はタバコは吸わない)が、ワインのボトルを三本も空け、別れる時には、二人とも、どことなく元気になっていた気がした。
さて
ボクにしては、ちょっと慌ただしい三日間だった。
四日前。
アレッ、なんかおかしい。
首筋の後ろに不快感と不自然な眩暈、それと同時に足元がぐらりと揺れ、左右の目の視界が別々になり、動きが取れなくなった。
じっと我慢して、治まるのを待ったが、なかなか治らない。
目の変調が激しく、鏡で自分の姿をみるとふたりの自分がいて、その遠近も大きさもまるで違う。
生憎とかかりつけ医は休診なので、少し落ち着くのを待って眼科に行き、検査を受けたが問題なし。
眼科医から言われたのは、すぐに脳神経の検査へ。
かかりつけ医のスマホに直接電話を入れ症状を話すと、すぐさま検査の必要を言われ、予約を入れてくれたので、急ぎ、その足で検査病院へ。
カミさんに電話を入れ、その旨を話すと、付き添ってくると言う。
大丈夫、ひとりで行けるよ。
付き添いなんてみっともないし、仰々しい。
すると、カミさんは言う。
病院で付き添いをされるのは、ほとんどが男性。
女性が旦那さんに付き添われるなんて少ないでしょ。
老いても女性はそれだけしっかりしているし、何かあった時に頼りになるのよ。
そのカミさんの好意を断り、検査には一人で行った。
が
なるほど、彼女の言っていたごとく、奥さんや娘さんらしき人に付き添われているのは、男ばかりだった。
100歳以上の高齢者が10万人近くなっている。
これを男女別にみると、女性が90%近い。
寝たきりなどの問題を度外視すれば、なるほど、長生きは女性のようだが、急激な高齢社会で無視できないのが、今の医療実態と医療費だ。
今、月に1000万円以上もかかる人は、一昨年(2023)に2200人ほどになり、この10年で7倍に増えているとのこと。
国民医療費は約47兆円にも達しているが、高齢人口がピークになる40年には70兆円を超えると試算されている。
いま、70歳の人は、85歳、60歳は、75歳で、まだまだ先がある。
今すぐにでも、この医療制度を見直さなければ、無い袖は振れ無くなる現実が決定的になるのは日を見るより明らかだ。
その直撃を食らうのは、今の若い世代。
日本の一人当たりの外来受診回数は、年間12回程度で、これは、経済協力開発機構(OECD)加盟、38か国平均の約2倍という。
過剰診療、過剰投薬もある。
受診料の見直しも、応分負担もある。
遅れている遠隔医療もある。
高額医療制度の見直しもある。
処方薬の見直しも、薬価も無駄な救急車出動もある。
ガソリン減税、交付税の拡充、冬場の電気、ガス代の補助、授業慮の無償化、議員定数の削減、消費税の減税、年収の壁引き上げ、お米券など、この苦しい中、本当にありがたいと思う。
しかし、
人は一律でなく、大変な人もいれば、そうでない人もいる。
だからこそ、給付と負担は、あくまでも応能負担でないと不公平になって、金持ち優遇にもつながる。
もっとも、その前に恒久的な財源探しがある。
給付と負担は、応能負担。
同時に、
あちら立てれば、こちらが立たず。
両方立てれば身が立たず
東に近ければ西に遠い。
そんなトレードオフの関係もある。
彼の賢人、フランシス・ベーコンは、いみじくも言った。
人生は道路のようなものだ。
一番の近道は、たいてい一番悪い道だ。
目の前の撒き餌につられず、しっかりと今の日本を見て、子や孫たちの時代に想像を逞しくすることだろう。
と、
可愛くない年寄りの憎まれ口はこのくらいにする。
さてさて
MRI検査が終わり、係にレントゲン写真は、どのくらいでできるかと聞くと、せいぜい、1時間というので、それを待つことにして、近くで食事と散歩で2時間ほど時間をつぶし、出来上がった写真をもって、出てきてくれたかかりつけ医の元へ。
結果は、脳溢血と脳梗塞の前兆の「一過性脳虚血障害」で、また、新たな火種を抱えることになりました。
そんなこんなで、この三日間は、誠に慌ただしく、楽しみなブログ訪問もままなりませんでした。
使いまわしで恐縮ですが、今日も「無名人語録」で終わります。
ワサビはおろすと辛くなります。
人間もピリッとするには、
痛い目に合わせた方がいいんです。
すぐ儲かるとか、すぐ全快するとか、
おいしい話しを信じて
金を出すヤツが、
どうしてこんなに多いんだろう。
どうして疑う余裕を持たないんだよ。




















