イタリアで生まれ、西洋最高峰と呼ばれる詩人ダンテ。
500年以上も経った今でも読まれ続けている本『神曲』の著者である。
彼が、生きる源泉としていたのが、ベアトリーチェという一人の女性であった。
少年時代から彼女をしたい続け、十八歳の時に再会。
彼はその時の感動を、『新生』と題した詩に綴った。
そして、彼女への想いをどう表現すればいいかと悩む中で、新しい詩のスタイルを確立していった。
ベアトリーチェが、ダンテの芸術を開いた。
しかし、ベアトリーチェは、他の男性と結婚し、若くして亡くなってしまう。ダンテにとって、ベアトリーチェは、憧れの人で終わった。
それでもなお
ダンテはベアトリーチェを愛し続けた。
その心がダンテを高め、深めていき、現代まで時が流れてもなお、多くの人に尊敬され、国を代表する詩人として、その名を残す偉業を成し遂げたのである。
恋愛は、愉しい。幸せで心が満たされる。
しかし、ダンテからは、恋愛を生きる力に変えていくことの大切さを学んだ。
この人と一緒にいられるのが幸せ、、で終わるのではなく、この人がいるから頑張れる。と、自分が前へ進むための源泉としていけるのが恋愛の力。
お互いを見つめ合うだけでなく
お互い肩を並べて歩いていける
ダンテは、ベアトリーチェへの想いを糧にして、自身の命を使いきった。
悲しみに心を委ねるのではなく、悲しみさえも糧にして、ペンを走らせた。
『ダンテ・アリギエーリ』
この名前は
「永続する者」
との意味を持つ
人を愛する、人を慈しむ心が、この世界で永遠に流れ通うことを、切に願う。