去年の今頃、近くの花屋さんがやめました。
我が家の子供と同級生の子供がいて、ずっと
親しかった間柄です。
我が家も仏壇のお花以外は、気分が向いた
ときだけ、お店の入り口や台所の手洗い場に
季節のお花を飾ることがあるかどうかという
レベルです。
お花の水替えも結構面倒くさいし(毎日です
から)、良いお花(専門店の花屋さんの花は
質がよく、蕾が全部咲くし、お花が長持ちする
のですが)は値段が高いので、いずれ枯れる
運命だし、なかなか頻繁には買えません。
商売としては、やめた花屋さんが言うには、
廃棄があるから大変なのだとか。枯れた花や
弱った花を平気で売るわけにはいかないと。
廃棄率が高いので、そのたびにお金を捨てる
気分になるようですね。
我が家は陶器店なので、目の前で枯れていく
わけではないから、なんとか時間をかけて
辛抱強く売れるのを待つことができるけど、
お花はそういうわけにはいかないもんなあ。
今、商店街には花屋さんが1件もありません。
4件全部廃業しました。仏壇のお花もスーパー
かホームセンターで買うしかないです。洒落た
季節のお花もなかなか売っていません。
お花を飾るような、そういうゆとりのある
時代じゃなくなっているのでしょうね。そう
いえば、我が陶器店も花瓶がしばらく前から
売れなくなったのは、そういうことなのかも
しれません。