ニューヨークのワンルームマンションの家賃は月75万円 | ネヴィリルのブログ

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2017年2月から始まったブログである

       情報サイトより

 

 

 昨今の物価の上昇は、我々の基本的で快適な生活をも脅かしている。食費然り、光熱費然り、そして住居費や車の維持費、何でもかんでも値上がりだ。

 特に住居難の大都会では、家賃が大きな問題になる。例えば ニューヨークは、ただでさえ全米一家賃が高い街で有名だが、最近さらに天井知らずに高騰しているらしい。

 マンハッタンで 不動産業を営むオマー・ラボック氏は、SNSで自社が扱っている物件を紹介しているのだが、今回1か月の家賃4,695ドル(現在のレートで約755,000円)のワンルームマンションが紹介されていたので紹介しよう。

 

 

マンハッタンのワンルームマンションはこんな感じ?

  ニューヨークを中心に、ピンからキリまであらゆる物件を扱っている 不動産業者、ダグラス・エリマン。オマーさんは、ここで働く若手の 不動産エージェントだ。

 SNSを駆使して自分の扱う物件の紹介をするのが彼のウリでもあるのだが、今回紹介した「小さな」アパートが世界中で大きな話題となってしまった。

 このアパート、マンハッタンのソーホーにあり、ここに住んだら胸を張ってニューヨーカーだぜ!って言えそうな場所なんだが、やはり海外の人たちにとってはその家賃に注目が集まったようだ。

 まずはその内覧ツアーを見てみよう。  

ドアを開けると、まずはキッチン付きのワンルーム。窓の向こうには緑が見えるみたいだから、環境的には悪くなさそう?

そもそも、このアパートには「寝室」ってものがないんだよね。ソーホーってことを考えれば、悪くないと思うんだ

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 キッチンはアメリカらしく、なかなか本格的なオーブンがついたシステムだ。日本のワンルームの、申し訳程度のキッチンコーナーとはわけが違う。クリスマスのターキーだって焼けそうだ。

 

 

ロフトと地下室付きで快適に暮らせそう?

 日本だったらこれで終わり?って思うかもしれないけれど、狭さに驚愕!と言ってもアメリカのワンルームはわけが違う。

 奥にハシゴと、階下に降りる階段が見えることにお気づきだろうか。

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  まずこの部屋にはロフトがついていて、お望みならここをベッドルームにすることも可能。ただし床から天井までの高さは約3.6mあり、手すりのないロフトはちょっと怖い。

ハシゴでロフトに登ってきたけど、ボクの手は震えているよ。マットを置いて寝っ転がったりして寛いでもいいと思うよ

 と紹介しながらも、オマーさんもあまりおススメはしていないようだ。そして階段を降りたところには、なんと立派な地下の一室が。

ここはかなり広いでしょ。収納もしっかりあるし。オフィスやリビングルームにしてもいいし、寝室にしてもいいよね

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 気になるバスルームはめっちゃキレイ! さすがにバスタブやウォシュレットはないけれど、洗濯機と乾燥機がついているのは、 ニューヨークではポイントが高いかも。

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 次の投稿では外観もちょっぴり見せてくれている。部屋があるのは建物の1階部分のようだ。

 

マンハッタンならこの値段でも納得?

 この投稿は世界各地のメディアで取り上げられ、多くのコメントが寄せられている。

・あのロフトに寝るのは自殺行為だ。地下があるんだから当然そっちに寝るよ

・窓も消防設備もないから、私はあの地下で寝たいとは言えないな

・ロフトは収納以外の選択肢はないな

・夜中にトイレに行く時のことを考えてみて!

・ソーホーなら納得だよ。この値段を払っても住みたいよ!

・この値段は人類に対する侮辱だと思うよ

 さて、長年にわたってウサギ小屋と揶揄されていた住宅事情の中で暮らしている我々日本人の目に、このアパートはどう映るだろう。

 日本のワンルームに比べたら十分広いし設備もいいし、そもそも地下室がある時点でワンルームとは呼べないかも。 ニューヨークの真ん中でこれなら納得できるかな?

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image credit:photoAC
 今は円安のせいで、日本円で換算すると約755,000円なんていう途方もない家賃になっているけど、アメリカの物価や ニューヨークの住宅事情を考えると、これでも相場なんだろうか。

 オマーさんは他にもたくさんの物件をInstagramTikTokで紹介してくれている。見るだけでもけっこう「へー」って思うので、ヒマなときに覗いてみても楽しいよ。