情報サイトより
夜な夜なビーチで騒ぐ若者たち
この画期的な方法を実施しているのは、フィンランド南部の都市、エスポーの警察だ。
エスポー市のビーチでは、学期末(6月)の時期になると、若者たちが集まっては、夜中までパーティーをして騒いでいる。
騒がしいのはもちろんだが、朝になるとゴミの山や割れたガラスなどが残されており、散歩を楽しんだりビーチで泳ぎたい住人たちにとっては迷惑この上なかった。
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毎晩 スピーカーでクラシック 音楽を流したら効果てきめん
そこでエスポー警察は、午後6時半から午後11時半の間、ビーチに設置した2つの大型 スピーカーからクラシック 音楽を流すことにした。
どういう理由かはわかりませんが、クラシック音楽は若者たちに受け入れられないようです。彼らはクラシック 音楽が流れる場所には近づかないんです
当地域を管轄する警察署員ミッコ・ユヴォネンさんはこう語る。
若者たちには乾いた陸地にいてもらって、ビーチがキレイな朝の時間に、家族連れに泳ぎに来てもらった方がいいですからね
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クラッシックで若者撃退は、ヨーロッパではよく使われる手段のようだ。
夜になると若者の不良グループのたまり場となるイギリスのマクドナルドでも、夜の店内BGMにクラッシック 音楽を流し、フリーWi-Fiをオフする施策を行っている。
今回のフィンランドの場合、選 曲はその時その時で変わるようだが、今年の主な 曲目は以下の通り。
ヨハン・シュトラウスの「美しき青きドナウ」
ヴィヴァルディ「四季」
シューベルト「アヴェ・マリア」
6年前に初めて試したところ、効果てきめんだったことから、現在まで続けられているという。
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効果があるなら何でも使おう
好みじゃない 音楽が流れてきたら、大音量のヒップホップとかロックとかで返り討ちにしそうなものでは?と思ったけれど、両方流れたらそれはそれで不協和音がひどいことになりそうだし、リズムも合わないしで頭がバグりそうな気もする。
地元の人たちの反応はというと、「ちょっと奇妙な気もする」が、効果があるのなら文句はないといったところのようだ。
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他にも、若者にしか聞こえないモスキート音を使用するといった方法もあるようだが、効果は限られており、逆に嫌がらせに使われてトラブルに発展したりと、かなり使いづらい面もあった。
単にビーチでクラシック 音楽を流すだけなら苦情もあまりなさそうだし、 スピーカーの音質が良ければむしろ良質でロマンチックなBGMになるかもしれない。
荒ぶる若者たちに悩まされている他の場所でも、参考にしてみてもいいかもしれないな。
オレ
日本でも使える。