こんにちは。

 

12月1日。

今日は世界エイズデーです。

 

昨日アップしたブログの中でも

世界エイズデーについて少し触れましたが

みなさん、HIVのこと・エイズのことを

調べたり考えたりしてみてくださったでしょうか?

 

自分がHIV陽性者になってから

世界エイズデーを迎えるのは今日で二度目です。

 

自分が当事者になって、

改めて過去のことを振り返ってみると

HIVやエイズについて

正しい知識を持っていることが

いかに重要かということを痛感します。

 

それは、この病気に対する

正しい知識を持っていたら

感染を防ぐことができたと感じるからです。

 

コンドームをつけているから大丈夫。

 

ほとんどの人は

そう思って安心しているのではないでしょうか。

 

もちろん、コンドームをつけて

性交渉することは大事ですし

それが予期せぬ妊娠を防いだり、

性感染症から身を守る術になることは

私も理解しており、大切なことだと思っています。

 



その上でお伝えしたいのは、

コンドームをつけていても100%確実に

この病気の感染を防げる

というわけでないということです。

だからこそ、検査を受けることが

何よりも重要なのです。

 

コンドームをつけていても

感染してしまった私からすると

検査を受けなかったことが

一番の後悔になりました。

 

なぜ性交渉をする前に

パートナーと一緒に検査を受けなかったのか…

検査を受けていれば感染を防ぐことができたのに…

 

なぜ性交渉した後、体調を崩したときに

すぐに検査を受けなかったのか…

すぐに検査を受けていれば

免疫力が下がりすぎる前に

治療することができたのに…

 

過去を振り返る度に

そんな思いが頭の中を駆け巡り、

後悔の念に駆られます。

 

HIVは死なない病気になりましたが、

感染すると本当に大変です。

 

身体がウイルスに蝕まれていくと

少しずつ身体に異変が起こります。

 

なんか調子が悪いな。

最近、寝汗がひどいな。

 

そう感じるようになった時には

すでに体の中でHIVウイルスが増殖していて

免疫力もどんどん低下していくような状態に…。

 

病院で検査を受けてHIV陽性が発覚すると

今度は身体の不調に加えて、

精神面も不調をきたすように…。

 

免疫力が下がりきっていると

上がっていくのにも時間がかかり

その間は、常に合併症の不安と

闘わなければなりません。

 

もちろん、治療も継続しなければならず

お薬も毎日飲み続けなければなりません。

 

HIVやエイズに対する偏見や差別も

まだまだ根強く残っています。

 

どこか他人事のように

思っている方も多いと思いますが

HIVウイルスは身近な存在になっているのです。

 


HIV陽性者の私から、

みなさんに心からのお願いです。

 

どうかどうか

この病気に感染しないようにしてください。

私のように後悔しないためにも

正しい知識を得てください。

 

このブログを読んで

自分やパートナーを感染から守るために

検査を受けてくださる方がいますように…。

 

 

今日は世界エイズデー。

私と同じ思いをする人が減ることを願っております。