こんにちは。

先週一週間の疲れがドバっと出てしまい

ここ数日、思うように動けずにいました。

 

今日は前回の続きを書こうと思います。

 

先週一週間、伯母の相手をしながら

祖母の自宅の片づけをしました。


体調的にも汚れや菌に敏感なので…


自分自身の防衛対策は徹底して、

通院のときに使っているこのマスクと

JINSの飛沫&花粉予防のメガネをかけて

片付けに取り組みました。




 


祖母が入院している病院のお医者様から

退院できる見込みはないと言われているものの

存命の間に祖母の家を片付けて良いのか…

 

そう思う部分もあったのですが

実際に祖母の自宅を目にしたら

 

これは私と母が滞在しているうちに

片付けないといけない…と思うほど

物が散乱しているような状態でした。

 

ゴミ屋敷というと大げさですが

私にはそれに近い状態のように感じました。

 

残すものと捨てるものを仕分けしようにも

どこから手を付けていいのか…

 

そんな状態だったので

散乱しているゴミの収集から始めることに。

 

初日はその作業で、ほぼ終わり…

本格的に仕分け作業が始められたのは

二日目からでした。

 

とにかく物が多くて

押し入れの中にしまってある物を

一つずつ確認しながら仕分けをしていったのですが

 

食器やタオル、家電などなど

頂きものと思われる物が

使わずに大切にしまってありました。

 

戦争を経験して物がない時代を過ごしてきたからか

祖母は昔から「もったいない」の精神が強くあり

物を捨てることができない人でした。

 

電話は黒電話だし

家電は40年以上も前の昭和家電のまま。

 

普段使っていたであろう食器は欠けているし

タオルは解れていたり

破れていたりしているものばかり。

 

壊れた取っ手を補修して使っている鍋に

サイズの合わないボロボロの蓋や

何かに使おうと取っておいたであろう

空の容器や箱もたくさんありました。


新しいものに変えようよと言っても

「まだ使えるからこれでええ」

それが祖母の口癖で


修復のしようがない状態になるまでは

使い続けるのが祖母のポリシーでした。


新しい物を押入れに

しまい込んでいるのを見て

祖母らしいなと思う反面


こんなに新しいものがあるなら

古いものを処分して

新しいものを使えばよかったのに…と

そんなことを思いながら

片付けをしていました。

 

そして、押し入れの片付けが終わったあと、

タンスの引出しを確認したときに

お菓子が入っていたであろう

缶の箱が出てきました。


またこんな缶をしまい込んで…


そう思い、捨てようと持ち上げたとき

カランと音がしたんです。


蓋を開けてみたら

幼い頃に私が公園で拾った石ころや

私や妹が祖母宛に書いた手紙が入っていました。


公園で拾ったただの石ころも

私ですら覚えていなかった手紙も

祖母は大切に取っておいてくれていたんです。


缶の中を見たときに

祖母の温かい心に触れたような気がして


会いたくて会いたくてたまらなくなって

涙が止まりませんでした。


そして、手紙を握りしめながら

“おばちゃんありがとう”と

何度も何度も心の中で叫びました。



祖母の自宅の片付けは

すごく大変でしたが

至るところに祖母の愛情が隠れていて

祖母を身近に感じられたような気がしました。


 面会はできませんでしたが

心は繋がっていたと、

思いは届いたと信じています。


心身ともにヘトヘトになり

涙してばかりの一週間。


東京に戻ってから

自分の体調がガタッと崩れましたが

先週一週間は全力で頑張って

よかったなと思っています。


来月から私も本格的に

仕事のことを考え始めようと思っているので

1月の残り数日は体調を戻すことに

専念しようと思います!

 

アリスのmy Pick