段差を見せる
はじめに
まず一番最初にお伝えしておきたいことがあります。それは、私たちは障害者の方のためのバリアフリーは社会的要請があり実現すべきものであるとの考えであることです。やはり、車椅子などでの生活は不便この上なく、誰もがいつそのような生活になるかはわかりません。そのためには、社会全体としてバリアフリー化を進めることは大切だと考えております。
これまでのブログで、室内の段差は変化を見せることにつながるので興味を持っていただけるようになったのではないでしょうか?
大手マンションデベロッパーはどうしても似たような商品を販売するため、できるだけ多様性と言いますか汎用性の高い商品企画をしがちです。汎用性を高めると、皆様が考えるような個性的なリノベーションの実現は無理となります。
また、大手のリノベーション業者はコスト削減を考えて、便器メーカーのリクシルやパナソニックの建材を使いがちです。リクシルなどのメーカーの建材は当然大手デベロッパー向けに開発する商品ですので、どうしてもバリアフリーを意識した企画になりがちです。
しかし、今までお反ししてきたように。空間に変化を求めるにはどうしても段差は必要になってきます。そうなると、リクシルなどの建材を使うのではなく、中古マンションに合わせた手作りでのリノベーションを考えることの方が有効だと思われます。
それでは、引き続き段差の効用に関するお話を続けたいと思います。
目 次
1.段差はなぜダメなの?
2.段差は想像力を生む
3.階段はきれいなものに
4.段差をわざとつけることで床を楽しめる
文責 代表 倉元孝弘
1.段差はなぜダメなの?
段差がダメな理由はなんなのでしょうか?多分、何度も出ている「危険である」ということに尽きると思われます。しかし、室内の段差は本当に危険なのでしょうか?先日もお話ししたように、戸建てでは必ず段差ができるようになっています。
仮に玄関をスロープにして段差を無くしても室内では平家でない限り必ず階段は出てきます。そうなると戸建ては危険この上ない建築物になるのでしょうか?
例えば、最近の幼稚園では、リスクとハザードを分割して考え、積極的にリスクに園児たちに接するような指導をしているところもあります。
リスクが常に周りにあることで、危険予知能力がつき逆に安全な生活が送れるようになるとの考え方です。このような考え方から必ずしも室内の段差は危ないのではなく、リスクとして認識して有効なことかもしれません。
どうですか?段差をあえて大理石で強調しています。その結果心地よい空間を作ることが実現しています。
2.段差は想像力を生む
段差をつけると遊び心のある空間を作ることが可能になります。
この廊下では、直線を強調しました。たくさんの直線が写真の中心を目指しているように見えませんか?直線を強調することで遠近法が機能することになります。結果、人は錯覚して長い空間と認識します。特に今回は床を協調させました。この床を強調することで長さが協調され、その先の空間がとても広い空間のように感じさせるようなっています。
両面の壁が空間を区切るようにしてあります。例えば、大きな庭園を前にした建物で横長の窓がある場合、上部をわざとおえているのを目にしたことはありませんか?例えば大きなひさしで。この上からのおさえが空間を広く感じさせる効果があるのです。
このリノベーションでは横を縦にしたバージョンになります。
どうですか?廊下の先にこのような空間が存在しています。横広な心地よい空間が待ち構えています。この広さを実感してもらうために段差を活用して長い廊下を作りました。
3.階段はきれいなものに
さて、段差の効果をみてもらいましたが、実質的には段差を活用することでデザイン的にも美しく仕上げることが可能になります。
段差と両側の柱と壁を見てください。左の柱の角に段差を合わせています。同様に右の壁の端に段差をわせています。
この段差は本当はここまで大きくする必要はありませんでした。通常のマンションの企画では、天井の高さを協調したいため、できるだけ床をあげる部分の面積は狭くします。
しかし、私たちは床を上げる面積を活用して美しい空間を作るようにしています。
4.段差をわざとつけることで床を楽しめる
今回のリノベーションでも実はあげる必要のない部分もあげることで楽しい空間を作っています。
本来、床を上げている二つの空間は全くあげる必要はありませんでした。しかし、玄関ホールをきれいに見せることを重視してわざと床を上げることにしました。
床を上げることで実は玄関には階段が二つできることになりました。この二つの階のおかげで美しい空間をつくることが可能になっています。
マンションは決まったが、あるいは買う方向になっているけど、希望のリノベーションの提案がないとお悩みの方は一度ご相談ください。まずはお考えを伺うことでお悩みの本質を見つけ、最適な解を探すお手伝いをいたします。私たちには色々なアイディア持ったプロがいますので。
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今日のところはここまでで、次回をお楽しみに。
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