杉の無垢材を考えたことなんてないですよね
はじめに
床材の話の2回目は杉の無垢材の話でもしてみたいと思います。
リノベーションを行うときの醍醐味の一つが杉の無垢材のフローリングを使うことにあるといい切れます。理由は簡単で、便器メーカーのリクシル やパナソニックなどの建材や設備を使うリノベ業者や設計者では杉の無垢材を使うことはあり得ないからです。
最近では杉の良さも見直されていますが、それでもあまり使われていません。理由は簡単で柔らかく傷がつきやすく割れたりする建材との考え方が一般的だからです。でもこの一般的な考え方は間違いです。実際に10年以上杉の無垢材を使い続けている私たちは自信を持って言い切れます。杉は破れたにしない素晴らしい建材であると。
せっかく中古マンションを購入してやるリノベーション です。日本での自然環境にあった杉を使ったリノベーションは一度検討する価値があると思います。
目 次
1.無垢のフローリングの問題点は
2.杉はわれるけどそれがどうした
3.素材の組み合わせを知らない人たちのコメント
4.素材の組み合わせですね
文責 代表 倉元孝弘
1.無垢のフローリングの問題点は
ネットで無垢材、特に杉に関して調べてみて気がついたのは「否定的な書き込みが少ない」ということです。リクシル やパナソニックなどの建材を使うリノベ業者は杉の無垢材の問題点を指摘するような書き込みをするのかと思ったのですが、意外とというか、ほとんど見かけないのにはびっくりしました。
多分、営業の現場でセールストークで簡単につぶせるから無垢材、特に杉に関する否定的な情報の提供は不要なのではないかと思います。それだけ、化学物質に囲まれた空間が日本には増え続けているのかと思うと・・・
一般に営業の現場で杉の無垢材の問題点を指摘するのは前述のような二つの項目になります。一つは傷がつくこと。この傷の話はやはり新しいものを求める方には受け入れやすいことだと思います。
しかし、冷静に考えてみてください。新築の新しさはそんなに続きません。特に今回購入されたマンションもかつては傷一つなく綺麗な空間だったと思います。しかし、その空間は今や経済価値がないため、解体されて新たな命が吹き込まれるようになっています。
そうなんです、傷がつきやすいことは長い時間軸で考えると重要なポイントではありません。逆に傷が「味」になるようなものの方が価値があることになります。
そして、もう一つの「割れやすい」ことですが、これは真っ赤な嘘です。杉の無垢材は割れません。ただ特殊な条件下では割れるだけです。そのため、私たちが使っている杉の無垢材は割れていません。
これは12年経つ杉のフローリングですが割れていません。一番安い種類の杉の無垢材で、「節あり紅白」と言われる建材です。杉の高級品は白味勝ちで節がない「無節」と呼ばれるものです。価格的には倍半分の違いがあります。
しかし、ご覧の通り事務所で結構過酷な環境での使用にも関わらず割れていません。加えて杉の板の間の隙間も開いていません。杉の無垢材に関する否定的な話は、杉のことを知らない人いたちが作った都市伝説でしかありません。
2.杉はわれるけどそれがどうした
そもそも、杉の板は割れたら問題なのでしょうか?多分、多くの方は「割れたら床の強度がもたない」と考え、危なくってしょうがないと思われると思います。
しかし、床が割れても全く問題はありません。理由は施工方法にあります。多くの方は無垢材の床で想像するのが古いお寺の板張りではないかと思います。古いお寺の板張りは厚板を根太と言われる木の上に直接貼っています。そのため、板が割れると落ちることになります。
しかし、現在のフローリングの貼り方は直接貼りません。フローリングの下には構造用合板という下地材を貼っています。この構造用合板にフローリングを貼り付けるようになっています。
基本的には床の強度はこの構造用合板で持たせているため、仮にフローリングが割れても床の強度は全く問題ありません。特にマンションでは、階下の方への音の問題があるため構造用合板の下にもう一枚板が貼ってあります。本来割れない杉のフローリングが割れても全く問題はありません。
3.素材の組み合わせを知らない人たちのコメント
杉の板は原則割れません。しかし、特定の条件下では流石に杉のフローリングも割れます。
基本的には表面に加工していない無垢材は呼吸をしています。この場合の呼吸とは水分を吸収したら吐き出したりすることを言います。多くの設計者などが指摘するのはこの呼吸の結果割れると説明します。
この説明が間違いです。理由は簡単で、もし呼吸して割れるのであれば、世の中の木は全て割れることになります。現実には世の中の木の全てが割れていないから間違いたと言えます。
ある特殊な条件下で割れることになります。必ず割れているのは丸太の柱です。これが割れる理由は簡単で、柱の水分がなくなれば柱は収縮しますので必ず割れます。そのため、丸太の柱は必ず「背割り」という傷を最初からつけて柱が割れないようにしています。
同じようにフローリングの板も表と裏では乾燥の仕方が異なるため終始くしやすい側には傷をつけて割れにくく加工はされています。
そのほかに割れる環境はどこにあるのかは湿度の変化が大きな空間にあると当然膨張と収縮を繰り返しますので、ヒビが入りやすくなります。そういった空間の特徴は空気中の水分の吸収しにくい空間で、今みなさんが生活されているようなビニールクロスで囲まれた特殊な空間になります。
ビニールクロスは水は吸収しないので、全ての水分が杉の床材に溜まります。そのため、過剰な負荷が過ぎにかかるようになるので割れやすくなるのです。
4.素材の組み合わせですね
杉を使いこなすには今まで述べたような杉に適した環境を考える必要があります。そこで、今回も当然杉の特性を理解した上で使っています。
どうですか、写真でもわかるくらい杉のフローリングの下地は強化してあります。これがどういった感じになっていくのかは乞うご期待を。
マンションは決まったが、あるいは買う方向になっているけど、希望のリノベーションの提案がないとお悩みの方は一度ご相談ください。まずはお考えを伺うことでお悩みの本質を見つけ、最適な解を探すお手伝いをいたします。私たちには色々なアイディア持ったプロがいますので。
下記よりご連絡ください。
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今日のところはここまでで、次回をお楽しみに。
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