私は幽霊を見た事はないけれど、ツレはある。

 

気のせいとちゃう?と思ったこともあるけど

そう思えないこともあせる

 

今回、借りた本を読んで、

すべてではないけど、納得できた。

 

「幽霊の脳科学」

古谷博和先生著 (2025年)

 

 

脳神経科学や睡眠のメカニズムと照らし合わせながら

「人はなぜ、どのようにして幽霊を見るのか」を解説。

 

患者さんのケースだけではなく

有名な怪談や幽霊譚と照らしあわせているので

楽しく読めました。

(怖がりのくせに怪談好きなので^^;)

 

世間一般に流布している怪談や幽霊譚も、実は分析してみると、幻視・幻覚の症状に当てはまるものが多いのです。

(「はじめに」より)

 

小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)「ろくろ首」「むじな」の怪談も取り上げられてます。

 

「むじな」は

第2章 道ばたに現れて車に乗り込んでくる幽霊

の症例として挙げられていて

興味深かったので抜粋させていただきます。

 

本

 

 

この怪談のなかで、こうした怪異はすべて「むじな」(狢)のせいである、とされています。

 

むじなは、たぬき(狸)の近縁の日本アライグマ、あるいはハクビシンのことを指していて、たぬきと同じく人を化かすと考えられていました。

 

この話ではのっぺらぼうの女中や蕎麦屋に化けて、商人を驚かせたと考えられたのです。

 

この話はハーンが体験者から聞き取ったということです。

 

ここに出てくる化け物は

 

①男女差や着物が良家の子女か、夜鳴き蕎麦屋かどうかが判断できる程度はっきりした幻視で、

 

②泣き声が聞こえたり簡単な会話を交わすことができる幻聴があり、

 

③突然消滅するという特徴があります。

 

この点、体感幻覚はないものの、前述の「車に乗り込んでくる幽霊」とそっくりで、ここに出てくる商人は紀伊国坂を上っている最中に歩く動作を続けたまま突然レム睡眠に陥ってしまい、いわゆる「のっぺらぼう」の幻覚を見たのではないかと考えられます。

 

(「幽霊の脳科学」より)