「話せば、うまくいく」

(2023年)

 

聖心会シスターの鈴木秀子先生と

タレントの青木さやかさんとの対談。

 

50歳を迎えたさやかさんが、

これからの人生をどう生きたら良いのか、

鈴木先生に教えを乞います。

 

鈴木先生は

自分のことを話すことによって、

自分が人生に何を求めているのかみえてくる

とのこと。

 

気を付けるべきことは

「あなたはそう考えているんですね」

と、ただ聞いてくれる相手がいて、

いい気が流れている安心安全な場所で。

 

心に残ったことを抜粋させていただきます。

 

メモ

 

ー自分と仲良く生きるにはー より

 

 

(鈴木)

 

成長というのは、努力しても自分の内面のことだからわからない。

 

起こってくることがどんなに辛いことでも、

「これは嫌だと思うけれど、

この出来事は何か自分にとって意味がある」

と受け止めていれば、

それが何年か経ってわかるわけですよね。

 

例えば、あのとき病気をしたゆえに

誰かの病気を理解できるようになったというようにね。

 

 

(青木)

 

それはわたしも経験しましたので、

わかる気がします。

 

病気は、多くを教えてくれて生き直すきっかけをくれました。

 

 

(鈴木)

 

人間には、目に見える行為(DOINGドゥーイング)の世界と、

内面(BEINGビーイング)の世界があります。

 

ビーイングの世界が豊かになるのが成長で、

ドゥーイングの世界がうまくいくのが成功です。

 

どちらかが豊かでも、

もう一方は惨めかもしれない。

 

けれども、その逆になることもありますからね。

 

人間にとっては、ビーイングの世界が本物であり、

中心軸となるものです。

 

ドゥーイングの世界はみんなそれぞれ違いますから、

ビーイングの世界を大事にすることです。

 

 

「話せば、うまくいく」より