「文系のためのめっちゃやさしい睡眠」

林悠先生(東京大学大学院教授)監修 (2022年)

 

 

 

「東京大学の先生伝授 文系のためのめっちゃやさしい」シリーズ。

 

林先生によると、

「睡眠の質が悪いとなぜ悪影響が生じるのか、

どうやったら睡眠の質を改善できるのか、

に関しては科学的にはほとんどわかっていないのが現状です」

とのこと。

 

この本では、睡眠について、

科学的にわかっていることを解説。
 

ざっと内容を、まとめさせていただきます。

 

*

 

急速眼球運動(レム)とは、

睡眠中に眼球が小刻みに動く現象のこと。

 

眠りに入ると、まずノンレム睡眠がやってきて、

60分前後続いた後、レム睡眠に入る。

 

ノンレム睡眠とレム睡眠は、

1回の睡眠中に4~6回程度繰り返される。

 

ノンレム睡眠…急速眼球運動がみられず、脳の活動が低下する。

大きくステージ1~3に分けられる。

普通は睡眠の最初にやってくる。

 

レム睡眠…急速眼球運動がみられ、脳の一部は活動している。

睡眠の後半に割合が増える。

 

レム睡眠中の脳では、

視覚イメージを生み出す視覚連合野や、

感情をつかさどる偏桃体は活発に活動し、

理性的な判断にかかわる前頭前野の活動は低下。

 

奇妙な夢や、感情をともなう夢の多くは、

レム睡眠中に見ることがわかっている。

 

 

快眠の3条件

 

1. 暗いこと

2. 静かなこと

3. 快適な温度と湿度を保つこと

 

・寝る前のスマホは厳禁

・昼間の仮眠は、15分~20分に

・1回の徹夜が、長期的な睡眠負債をもたらす

・朝型か夜型かは、遺伝子が関係している

・加齢で眠れなくなるのは自然なこと

 

不眠症の判断基準の一つは、

昼間の活動に支障がないかどうか。

 

*

 

体内時計を利用した時間治療のお話もありました。

 

癌やリウマチ治療において、

効果的な薬の使い方の研究が進められているらしい。

 

リウマチの例を抜粋させていただきます。

 

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関節リウマチは、関節で炎症がおきることで痛みが生じる病気です。

 

炎症を引き起こす IL‐6(インターロキシン‐6)という物質の血中濃度は、

関節リウマチの患者では、午後11時ごろから上昇し、

午前7時ごろに最大になるんです。

 

朝に痛みを訴える患者が多いのは

このためである可能性が考えられます。

 

通常は夕方と、痛みが生じる朝に薬を飲むのですが、

それでも痛みが治まらない患者がいます。

 

そこで、時間治療の考え方から、

原因物質のIL‐6が増え始める就寝前に薬を飲むことで、

より確実に痛みをおさえることができるのではないかと

考えられるようになってきています。

 

*

 

リウマチ歴25年超の私の経験から、

私見を述べさせていただきます。

 

ここでの薬とは、

痛み止めのような即効性のある薬のことでははてなマーク

 

免疫抑制剤をはじめとする抗リウマチ薬は、

効果が出るまでには数週間かかるし、

止めてからでも数週間は効果が続く。

 

裏を返せば、抗リウマチ薬が効くまで、

痛み止めやステロイドのような即効性の薬で、

炎症を抑える必要があるってこと。

 

私は2年前にやっと、CRPが正常値に。

 

それまで、20年以上、

痛み止めやステロイドを飲み続けてきた。

 

痛み止め(セレコックス)は、

2錠の時は朝夕の食後に、1錠の時は朝食後。

 

ステロイド(2~3ミリ)も朝食後。

 

朝起きた時、痛みとこわばりで、

すぐに動けないこともあった。

 

ここに書いてあるように、

飲む時間を調整してみるのも良いかもしれない。

 

勿論、主治医と相談の上でね。

 

私は、リウマトレックスとケアラムで、

炎症を抑えることができるようになり、

今は痛み止めもステロイドも中止。

 

この状態を続けることができればええんやけど…。