先日、NHKで「在宅医療」のことが、放送されていました。


自宅で、お父様を介護された方のお話を見ていて、

私の母が、父を自宅で看取ったことを思い出しました。


父は生前から、自宅で死にたいと申しておりました。

祖父も祖母もそうだったので、あたりまえのように思っていたのでしょう。

ですが、介護するほうは大変です。

それでも、父の時は、介護保険が使えたので、訪問介護の方に随分助けられました。


祖母は痴呆が長かったので、壮絶な戦いでした。

介護保険もなく、紙おむつも普及していない時代です。

体は元気なので、昼夜の区別なく動き回り、皆、睡眠不足になりました。

家族崩壊という言葉が、何度も頭をよぎりました。


父の時は、介護制度が使えたとはいえ、やはり、在宅での看取りは大変です。

母が、これまで何人も看取ってきたという経験があったから、できたことと思います。

その母も、最近、年齢を重ね、調子が悪くなってきました。

私は、母を在宅で看取ってあげたいですが、私自身、病気持ちであり、自身がありません。


ですが、知識だけは持っておこうと思い、昨年、上野千鶴子さんの講演会に参加させていただきました。

重いテーマにもかかわらず、明るい雰囲気でお話されてました。

たった一人で、自宅で、最期まで過ごされた方のお話がありました。

私は、さすがにそれは無理だろうと思いますが・・・

その中で、地域の取り組みが大切だということ、在宅医療に協力してくださるお医者様の存在が不可欠だということを話しておられました。


父の時は、近所のお医者様と看護婦さんにお世話になりました。

眠るように、穏やかに逝きました。


私は、在宅医療は理想であるけれど、家族の犠牲の上に成り立っているものと思っています。

全うできれば、素晴らしいものになるけれど、危険もはらんでいると思います。

行き詰まった時は、他の選択肢も考えるべきと思います。

その為の介護制度でもありますし、高額な介護保険料も払っています。

なのに、政府は、財政難から、介護を在宅へと推進する方針と聞きました。


介護ビジネスのことや、使える公的制度にどのようなものがあるのかを、もっと勉強する必要があると感じました。

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