作:木原音瀬
イラスト:北畠あけの
リブレ出版(ビーボーイノベルズ)
2010.7
超個人的評価:★★★+☆☆


この本はBL(ボーイズラブ)です。苦手な方もしくは言葉の意味がわからない方は見ない方が良いかもしれません。


一途に恋をしていた高校時代の恩師に失恋してしまった掛川。
しかも先生の相手は自分の友人だった。
自暴自棄になった掛川は半ばヤケになってバーで出会った年上の男、橋本と寝た。
容姿は最高だけれど性格は最悪な橋本に愛の言葉をささやきながらも心の中ではけなす日々。
だけど時間と体の関係は二人の間に不思議な絆をつくり……


ずっと探していたので再版されてうれしいかぎり。
実は昔ビブロス版の白い背表紙の本を持っていたのですが、なかなか完全版の方がみつからなくて。

氷のナイフ――明智の嫌なヤツっぷりが光っていた。
こんなヤツ現実にいそうだと思いつつもあんまり憎めないのはなぜ。
明智にほれてしまった先生にはご愁傷様の言葉を贈りたい。


表題作――ある意味で嫌なヤツ×嫌なヤツ。
掛川に感情移入しつつ読んだけれどどっちもどっちだ。
一体どうなるんだと思っていたらこのラストです。
ある意味超展開ですが、それを感じさせない木原ワールド。
どっちがよりだめなヤツかといったらそりゃもう掛川でしょうねえ。


もう相手がどんな人でも二人が幸せならばそれでいいよね。
そんな気分にさせてくれる一冊です。

セカンド・セレナーデ―full complete version (ビーボーイノベルズ)/木原 音瀬
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