作:狼谷辰之
イラスト;若島津淳
新書館(ウイングス文庫)
1999.5
超個人的評価:★★★★-☆
両親を早く亡くした少年シンは、田舎の村で幸せとはいえないまでも平穏な生活を送っていた。
しかしそれは彼が一人の不思議な男と出会ったことで破綻を迎える。
彼の名前はラランジャ。
軍から追われる彼の正体は人ではなかった……
伝説上の存在である「禍者」そしてその対である存在「花」の存在。
過酷な運命が二人の上に降りかかる。
竜に変身できる青年と、唯一彼をあやつることのできる少年のお話。
「花」とか「禍者」とか世界観の設定が一風変わっていておもしろいです。
竜(=禍者)は自分の咬み跡をつけた存在(=花、対)から力をもらい、それを全身全霊をかけて守ろうとする存在。
禍者は軍やら国やらに追われるため、対になったシンは色々なものを捨てざるを得ない状況に追い込まれていく。
お互いにお互いしかいないっていうある意味究極の関係性だと思います。
おもしろさ的にはとても皆様にオススメしたい感じではありますが、全体的にBL風味で結構危険な描写がありますので苦手な方はご注意を。
対なる者の証 (ウィングス文庫)