中古車選びのポイント!! | 輸入車販売と整備のアライズ

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こんにちは♪アライズの高橋です。


今回は、同業者が見たら「余計な事を書くなビックリマーク」と思われるかもしれませんが、「知ってて良かった」「程度の良い車を見つける事ができた!」とお客様に思っていただきたく「中古車選びのポイント」をご紹介致します。


弊社の在庫車にも当てはめて頂く事はもちろんですが、他店様の中古車を検討される際にもお役に立てれば幸いです。

ものすごい長文になってしまいましたが、どうぞお読みください。


ポイント1

「ボディ全体の雰囲気を見る(感じる)」

どこの中古車屋さんでも、ボディは綺麗に仕上げております。

中古車屋さん巡りをしたらお分かりですが、多少の傷や凹みはあったとしても、傷だらけや凹みだらけの中古車を展示している所は、皆無です。

ピカピカになって展示されている中古車が殆どではないでしょうか?

商売なのですから「当たり前」です。

綺麗な車だから程度が良い、というのは大きな勘違い間違いです。

見た目が綺麗=程度が良い、と思っているお客様が多くて非常に残念です。


話がそれますが、よくある質問で・・・

『傷や凹みや不具合箇所などありますか?』という質問・・・

はっきり言って愚問です。

「目立つ傷や凹みありますよ」「●●が故障しています」なんて、事前に答える販売店はほとんどないと思います。

店頭誘致したいのに言うわけがありません。

どこのお店も「見ていただいたら気に入って頂ける綺麗なクルマですよ」とか「年式相応の小キズや小凹みはあります」と曖昧に答えるのが普通です。

だから、弊社は綺麗な車でも「事前に文章と写真」で目に留まった部分は公開して、お客様が判断しやすようにしております。


話を戻しまして、

中古車ですから、多少の小キズや小凹みは仕方がありません。

傷や凹みは、板金屋さんに出せばいくらでも綺麗に仕上がります。

もしろ私が仕入れる場合、多少の傷や凹みなど全く気にしません。

では・・・どこを見るか・・・

クルマから少し離れて、「雰囲気」「佇まい(たたずまい)」を感じるのが一番です。

いくら綺麗に磨き上げているクルマでも、元々のオーラは隠せません。

直感で構いませんので、「何か違う」と感じたら、どんなに価格が安くても営業マンの印象が良くても「購入しないほうが良い」です。

特に、他のお店の中古車を既に見ていたら、クルマの雰囲気の違いがなんとなく分かると思います。

「ピンとこない中古車若しくはあまり欲しいと思えない車を営業マンが必死に勧めるから購入してしまった」となってからでは、手遅れです。

実際、私が仕入れる時も必ずクルマから離れてボディ全体の雰囲気を感じ取っています。


ポイント2

「内装の雰囲気を見る(感じる)」

室内は、ボディとは大きく異なり、中古車本来の姿が見えてきます。

ボディの傷や凹みは、板金屋さんで修理塗装をすれば綺麗になりますが、

室内の痛みや雰囲気は早々簡単にはなくなりません。

例えるなら、他人の家に行くと「その家の特有の香り」や「生活感」「雰囲気」が感じられるのと一緒です。

クルマも「香り」や「生活感」や「雰囲気」が如実に現れます。

シートの切れやパネルの傷や室内パーツの損傷などの痛みを直そう(交換)とすると、思った以上の金額になってしまいます。

パーツ1つでも、ボディ修理以上の金額がかかる事もあります。

なので、ほとんどの中古車屋さんは「内装を掃除機かけて軽く拭くだけの清掃」で終らせます。

この「清掃」がポイントです。

お店によって清掃方法は、ピンからキリまでやり方があります・・・

本当に内装の状態が良い物を手に入れたい方は、ダッシュボードなどのプラスティック製品に液体ワックス(薬)を塗られてピカピカ(手で触ると、手がツルツルしちゃいます)になっていない車やレザーシートクリーナーでシートがツルツルピカピカにされていない車を選ぶ事をお勧めします。

これは、中古車屋さんが行なう典型的な「誤魔化しのテクニック」です。

しかも、見た目が綺麗になって掃除の手間も省ける一石二鳥のテクニック。

参考に、新車ディーラーのショールームで展示されている新車を見れば理由が分かります。

本来、そんなツルツルピカピカの状態では無いという事が・・・。

レザーシートがピカピカツルツルの新車って見たことありますか?

ダッシュボードがツルツルになっていますか?


あと、「ハンドルの状態」もチェックです。

掃除機かけて、ウエス(タオル系)で拭いて綺麗にした内装でも、新しくオーナーとなるお客様の事を考えてハンドルまで綺麗にする会社はほとんどありません。

大抵、手の脂でツルツルに光って汚れていたり、汗が付着して白く変色した汚いハンドルです。

自分(販売店)が、運転をするわけではないので気にならないのでしょうが・・・

こうい部分にも、清掃が行き届いている販売店を見つけるのがポイントです。


ポイント3

「エンジンルームを見る」

エンジンルームは、ボディや内装よりも重要な部分と、私は思っています。

エンジン(ミッションも)は、クルマを快適に乗る事ができるか否かの主要機関部分ですから。

見た目の綺麗な車を重視している「見栄え重視型」の方は、快適に乗れるのか?そのクルマ本来の性能が味わえるか?・・・という超重要な部分を見落とし考えていないのが非常に残念です。

快適で楽しい運転は求めていないのかなぁ・・・と、思います。

購入しない(出来れば避けた)ほうがよいエンジンルームは、

「エンジンルームのプラスティックやゴム製品関係」を液剤ワックス系でピカピカにしているクルマ・・・これ問題外です。

エンジン状態に自信が無い表れです。

ホコリや自然な汚れは、当たり前にありますから、それをわざわざ隠すって事は、オイル漏れ?水漏れ?ホースの劣化?ベルトの劣化?を隠したいのでは?

しかも!納車前点検整備を行なう整備士(メカニック)が的確な判断をする妨げになりかねません。

何故そんな事をするのか?お客様自身でも疑問に思わなければいけない部分です。

「程度が良い」というなら、そんなワックスを散布して誤魔化しをする必要はありません。

ありのままの状態を見せる事ができるはずです。

何かを隠したい・・・という心理があると思って欲しいです。

ちゃんと整備をされてきた車だったり、隠したい部分がなければ素の状態でも自信を持ってお客様にお見せできますから。

エンジン下から風で砂やホコリが入ってきますし、通常は汚れて当たり前です。

「見た目がピカピカで綺麗なエンジン」=「状態の良いエンジン」ではありません。


ポイント4

「納車前点検整備の内容」

どこの中古車屋さんも「納車前整備」「納車準備」などという諸費用でお客様から費用を頂きますが、そのお店の整備内容もピンからキリまでありますし、手抜き整備なんていくらでも出来ます。

点検箇所(項目)50箇所(項目)!とか100箇所(項目)!なんて言われたから安心、だと思っていませんか?

「点検箇所」ですよ~。「点検」・・・

部品交換しますっていう事ではありません。

言葉のマジックってすごいなぁ~って感心します。

もちろん、いくつかの部品交換など行なってもらえると思いますが・・・。

でも、一般のお客様は「安心」って思ってしまうのが怖い・・・。

下にも書いてますが、「2~3万でしっかりと安心して乗れる整備(部品交換)」を期待しているお客様もどうか思います・・・。

私は、3万円でどんな事ができるの?っていつも思います。


諸費用にある「整備費用」も曲者です。

例えば、走行5万㌔の中古車を購入する際に「納車点検整備3万円」だった場合、どこまで手を入れた整備をしてくれると期待しますか?

販売車両価格やその他の諸費用で価格調整をする販売店もあるので、一概に言えませんが、「エンジンオイル・オイルエレメント・ワイパーブレード、もしかしたら、その他もう一箇所」程度の整備だと思います。

要は、納車して数ヶ月間は何もなく時が過ぎてくれれば良い、その後に何か言われたら有料にすれば良いだけの話です。

初めから、保証期間中でも「●●以外」は有料です。などと、きちんと伝えた方がお客様も納得できるし安心だと思います。

私は、「2~3万円でしっかりした整備ってどんな内容なの?」って思います。

お客様が沢山の販売店の中から、その販売店を選んで購入してくれたのに・・・

整備内容でも、販売店の姿勢がよく見えます。


ちなみに認証工場又は指定工場の整備記録簿を発行しない(できない)販売店の整備内容は疑ったほうが・・・。

弊社では、整備記録簿以外にも、「どのような整備をして部品を交換したのか?」という事がお客様にも分かり易いように細かく記載してある整備明細書も別途お渡ししております。



ポイント5

「試乗をする」

試乗をさせない販売店は、問題外だと思います。

ナンバーが付いていない車検切れのクルマは仕方がないですが・・・。

クルマは高額な買い物です。

自分が納得して「このクルマが欲しい」「想像していた乗り心地」と思えるのか?実際に試乗をしてみないと分からない(感じない)と思います。

「見た目はいいけど乗り心地が悪い」

「もっとパワーがあるクルマのほうが良い」

「想像していたより運転し難い」

などなど、クルマを運転して感じる(分かる)事があります。

車検が残ってナンバーが付いている車の場合、「試乗をさせてくれる販売店の中古車を優先」してご検討したほうが、よりよい中古車を見つける事ができます。

ナンバーが付いているのに試乗できないのは、「なんで?」と疑問に思ってください。

色々と言い訳を並べて契約を先に迫るのが落ちですが・・・。


ポイント5

「第三者査定評価」

皆さんが心配するのは、「事故車じゃないよね?」「販売店は良い事ばかり言うけど、本当の状態を知りたい」という事ではありませんか?

中古車販売店って未だにグレーな感じが残っている業界って私自身も思っていますから。

だからこそ、第三者である「査定会社」が検査した車を優先的に選ぶのが良いと思います。

Gooとカーセンサーでは、査定会社が異なりますが、「第三者機関」である査定会社が車両状態をチェックした車を購入候補として考える事をお勧めします。

弊社が広告を出している「Goo」の場合は、「Goo鑑定車」として表記されております。


鑑定をしていないから「程度が悪い」という事はありませんが、「リスクを減らせる」という事は間違いありません。

例えば、弊社の販売価格100万円のクルマがあったとします。

同じような走行距離や装備やボディ色のクルマが70万円で掲載してあった場合、「価格重視」「見た目重視」のお客様は、後者を選択しちゃいますよね。

でも、よく見てみると・・・「鑑定を受けていない車」

弊社と同じようなスペックなのに・・・

程度に自信があれば堂々と鑑定を受けられるはずですが・・・

どうしても未鑑定車が欲しい場合、「どうして鑑定を受けていないのか?」「鑑定を行なってもらえますか?」と聞いてみるのも良いと思います。

やましい事が無ければ第三者鑑定を受けてくれると思います。


まだまだありますが、今回はポイント5までで「中古車選びのポイント」を終わりにします。