86/BRZ FA20(DI)エンジン分解 その2 | arise motor sports official blog

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今回からエンジンを分解していきます。

 

 

プーリーを外し、フロントカバーを外します。

オイルポンプ一体のカバーになっています。

オイルパンから吸い上げられ、オイルエレメントにオイルが行きます。

写真だと上の丸い部分から吸い上げられ、中心から右下へ向かっていきます。

 

オイルポンプです。

 

 

リリーフバルブです。

リリーフバルブが改良され、低~中回転域で必要最小限の油圧に制御し、フリクションを低減し燃費を向上させているそうです。

 

可変バルタイ機構の制御をしているコントロールバルブです。

電磁石によってカムシャフト中央のスプールバルブを動かし、油路を切り替えて、バルブタイミングを変更しています。

 

ロックピン、コントロールバルブ、スプールバルブが固着し、バルタイ機構が正常に作動していない車両もあります。

バッテリーを外した直後、低速トルクが無いなぁ・・・や、パワー&トルク感が無い時に疑ってみる場所です。

チェックランプが点灯しない場合でも、トラブルが起きている事もあるので、診断機等によって、作動を確認しています。

 

フロントカバーが外れたエンジンです。

タイミングチェーン方式になっています。

チェーンテンショナーはオイルにて保持しています。オイル管理が悪いと、ここの通路が塞がり、異音が発生する事があります。

オイル交換はこまめに行うのがお勧めです。

 

チェーンを外したらいよいよヘッド部分に取り掛かります。