戻らない時間を巻き戻せば
終わらない夢が語り続ける
いつまでも居られない優しい世界
それでも目を瞑っていたい
幼い手を引いた夏祭り
背伸びした真夜中にぶたれた頬
卒業式に見せたひと粒の涙
痩せ細る姿に抱いた別れ
不器用で強がりで
臆病でひといちばん傷つきやすい
そんなとこばかり似ちゃったけど
何度でも生まれたい
その温かな眼差しの元へ
ありがとう またね
きっと いつかね
旅立ちの日に会えるでしょう
空がいつもより眩しく映るのは
不器用なりの返事なのかな
わかってる わかってるって
そろそろ目を開けて
新しい朝を迎えなきゃね
愛しさを内側にそっとしまって