詞「旅立ちの日に」 | 「空虚ノスタルジア」

「空虚ノスタルジア」

オリジナルの詞や小説を更新しているアマチュア作家のブログです。

 

 

 

戻らない時間を巻き戻せば

終わらない夢が語り続ける
いつまでも居られない優しい世界
それでも目を瞑っていたい
 
幼い手を引いた夏祭り
背伸びした真夜中にぶたれた頬
卒業式に見せたひと粒の涙
痩せ細る姿に抱いた別れ
 
不器用で強がりで
臆病でひといちばん傷つきやすい
そんなとこばかり似ちゃったけど
 
何度でも生まれたい
その温かな眼差しの元へ
 
ありがとう またね
きっと いつかね
旅立ちの日に会えるでしょう
 
空がいつもより眩しく映るのは
不器用なりの返事なのかな
 
わかってる わかってるって
そろそろ目を開けて
新しい朝を迎えなきゃね
愛しさを内側にそっとしまって
 
 
 

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