詞「僕を許さないで」 | 「空虚ノスタルジア」

「空虚ノスタルジア」

オリジナルの詞や小説を更新しているアマチュア作家のブログです。

 

 

 

風が強い夜明けのホーム

ボストンバッグひとつの旅立ち

 

打ち明けちゃ迷いそうだったから

君が起きる前に「さよなら」

 

この指先は不器用に浮かぶけど

傷付け合った日々も確か

 

最後まで身勝手な僕を

どうか許さないでいてほしい

 

薄紫に変わりゆく世界

互いの黎明ならいいと思った

 

始発の窓から見える光景

そっと手を振り「さよなら」と呟く

 

ぼやけた視界の向こうに君

どうか僕を許さないで

 

 

 

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