この度私は結婚したことをご報告させて頂きます。
これは一般的にはおめでたい話ですが
ファンの中には複雑な気持ちを持つ人もいることでしょう
それは私という人間をいちアーティスト以上に好きでいてくれているから、思い入れを持ってくれてるからと思っています。
みなさんの中の有坂愛海を壊してしまうことになって申し訳ない気持ちがあります
きっともう会えないのかな...これが最後になるのかなとここ数ヵ月は思いながら
ファンとふれあってきました
それはとても私にとって辛いことでした。
Parallel Prisonを書いたのはそんな気持ちもあったと思います。
私は応援してたアイドルが結婚したことに心を痛めファンを辞めてしまった経験があります。
ですのでこれからも変わらず応援してください、とはとても言えません。
ですが「隠しておこう」とは思いませんでした、それは私らしくないからで
人生の大事な節目の報告を
やっぱりちゃんとお伝えしたいと思ったからです。
とても身勝手な話ですが
有坂愛海じゃない時間の私
が結婚した、と思っています。
有坂愛海というアーティストは
独身無職処女
という設定で変わらずいきますので
よろしくお願いします。
ベストアルバムを出し
ソロの有坂愛海というアーティストとしての
ひとつの集大成が出来たな、と感じ
この区切りでまた一つ人生の階段を登ることにしました。
今後の活動についても今までと何も変わらずバリバリ頑張っていきます。
妊娠もしていないので遠征も行きます。
残念ながら石油王と結婚出来なかったので
旦那の金でバカスカCDを作る…ということもなく今後も自分で稼いだお金で自分で制作していきます。
冒頭にも書いたとおりファンのみんなは
複雑な気持ちの方、自分の親友が結婚したことのように喜んでくれる方、それぞれでしょう
それに正解はなく全て愛情の形と思っています。
ライブで直接お話しなかったのは
マイナスな感情はいつだって表に出すのは難しくて「おめでとう」に紛れて作り笑いをしなくちゃいけないのなんてつらすぎるしさせたくないと思ったからです。
お祝いの言葉のがマジョリティだとしても
百人の中でたった一人でも泣きたい人がいたら私はその人を置き去りにしたくないと思った。
そしてこの報告の前にお話できる機会があるファンの方には
ひとりひとり向き合って
お伝えしてきましました。
みんなの中のあなたと私、ではなく
あなたと私、で。
それが傷ついた人がいるかもしれないけど私なりの誠意だと思って。
ですので個人的なお祝いのお言葉は有り難く頂戴しますが
有坂愛海が有坂愛海としてステージやみなさんの前にいるときは
今まで通り特別なことはしないで頂けたら私としても嬉しいです。
お相手についても一般人ですのでそっとしておいて下さい。
何かを得るのは何かを失うことです。
これからもより一層頑張って
曲を生み出し
お洋服を作り
歌っていきたいと思います。
まだまだやりたいこと、叶えたい夢があります。
そしてさよならしてしまう方
今までありがとう。あなたが好きなままでいられなくてごめんね。
まだ来てくれる方は
これからもマジよろしくお願いします。
有坂愛海