バーレッスンの流れ ⑬リンバリング、ストレッチ その2~バレエのレッスン疑問点no.32 | 瀬間亜理砂バレエ教室のブログ

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バレエ初心者の方も、これからバレエを習おうかなとお考えの方も、ずっとバレエのレッスンをしている方にも、バレエのお悩みがちょっとでも解決できるようなブログになれるといいな・・・と思っています

こんにちは

愛知県名古屋市にある瀬間亜理砂バレエ教室です

 

バレエの基本中の基本なんだけど、基本すぎて今更人に聞けないような疑問って、結構お持ちなのではないでしょうか?

バレエ初心者の方も、これからバレエを習おうかなとお考えの方も、もうバレエは随分習っている方にも、お悩みがちょっとでも解決できるようなブログになれるといいな・・・と思っています

 

《バーレッスンの流れ ⑬リンバリング、ストレッチ その2》

前回は

リンバリングとストレッチの違いをお話し、

手で脚を持ってリンバリングする場合

を解説しました。

 

バーレッスンの流れ ⑬リンバリング、ストレッチ その1

(バレエのレッスン疑問点→no.31 リンバリング、ストレッチ その1)

 

今回は、

バーに脚を乗せてリンバリングする場合です。

 

バーに脚を乗せてリンバリングする場合も

勿論、体幹を使って行います。

 

バーに脚を乗せていなくても、

引き上げられた強い軸の上に

きちんと乗ったバランスで

脚が上がっている状態

・・・を確認しながら行ってください。

 

⑬リンバリング

バーに向かって真っ直ぐに立ち、

両手をバーの上に乗せ、

右足前の5番ポジション。

 

足裏のアーチ構造を使って

床を真っ直ぐ押して立ち、

内腿の一番上・体幹を使って

骨格アライメントに沿って

頭の先まで真っ直ぐ伸びます。

 

体幹を使って上半身を徹底的に引き上げ、

股関節に動く余裕を持たせ

可能な限りアンデオールします。

 

右足を横へデヴェロッペします。

 

横に伸ばし切ったところで、

バーの上に脚を乗せます。

 

この時、

骨盤が歪まないように注意します。

 

バーに乗せた脚は、

頑張って上げていなくても良くなるので、

前腿の力を抜き、

下腹をえぐり上げ上半身を引き上げ、

股関節の隙間を広げ、

しっかりとアン・デオールして

脚を股関節から抜き出すように

引き伸ばし続けることを意識します。

 

上げている脚の

ハムストリングス

(・・・坐骨の下から膝の後ろまでの腿の裏側の筋肉)

をストレッチしていることも意識して、

股関節の周りの筋肉を縮めて固まらないように注意します。

 

股関節の隙間を広げ、

しっかりアン・デオール

 ↑

これが出来ていないと、

バーに乗せた脚に骨盤がついていってしまい、

骨盤が歪み、片方のお尻が上がってしまいます。

 

骨盤が歪むということは、

骨格アライメントが崩れ、

身体中の関節や筋肉が

十分に機能を発揮できる状態ではなくなるので、

余分な部分に力が入り、

必要ではない筋肉が発達してしまい、

怪我に繋がってしまう場合もあります。

 

もう一つ大切なこと、

 

股関節のアン・デオールは

しっかりできていても、

 

バーに乗せた脚を

引き伸ばすことだけ頑張ってしまい、

軸足が上げた脚に

連れていかれた状態になってしまっても、

骨格アライメントが崩れてしまいます。

 

下腹をえぐり上げ、

足裏で床を押し、

頭の先までしっかりと引き上げ、

 

軸足の上に真っ直ぐに乗った

ONバランスでいられるように注意します。

 

更に下腹をえぐり上げ、

足裏と頭の先で身体を引き伸ばして、

軸足をドゥミ・プリエします。

 

プリエすると、

見た目には下に下がっていくので、

床に向かって押したり、

のめり込んでしまう方を見かけますが、

意識を変えましょう!

 

指裏で床を押し、

足裏アーチから上に引き伸ばしていくイメージを持ってください。

 

プリエは膝を曲げるのではなく、

足裏と頭の先で、上下に

引き伸ばし続けているのを止めずに、

 

内腿を左右に引き伸ばすから、

膝が曲った状態になり

(自分で膝を曲げていく意識はしない)、

 

下腹で更に上へ引き上げるから、

膝が伸びた状態になる

(自分で膝を伸ばしていく意識はしない)。

 

更に下腹をえぐり上げ、

足裏と頭の先で身体を引き伸ばして、

 

左手をバーから離しアン・ナヴァン

そのままアームス2番ポジションに動かし、

アロンジェを通りアン・オーに動かします。

 

もう一度、

下腹をえぐり上げ、

足裏と頭の先で身体を引き伸ばして、

 

バーに乗せた脚の方へ

カンブレしていきます。

左手はアン・オーに引き上げ続けています。

 

横に丸く曲がっていくのではなく、

骨盤から上の背骨の間隔を、

1つずつ引き離し、

両脇を横へ引き伸ばしていくイメージです。

 

更に遠くに

引き伸ばしていく意識を持ちながら、

真っ直ぐに戻っていきます。

 

左手はアン・オーのままで、

上体が真っ直ぐになったら、

アームス2番ポジションへ動かし、

アロンジェからアン・ナヴァンまで動かし、

バーの上に乗せます。

 

戻っていくと書きましたが、

カンブレする前より、

背が高くなったイメージが出来るようにします。

 

アン・オーから

アームス2番ポジションに動かすときも、

更に背が高くなるイメージを持つようにします。

 

続いて、

反対方向にも同様にカンブレします。

 

次は、バーに乗せている脚が、

前 になるように身体の向きを変えます。

 

下腹をえぐり上げ、

足裏と頭の先で身体を引き伸ばして、

軸足をルルベして、身体の向きを変えて、

ア・テールにおります。

 

大変難しく、

バーに上げた脚の骨盤が、

上げた脚に対して

真っ直ぐに向けるように意識してください。

 

本当に下腹で骨盤を引き上げて、

股関節を広げるように隙間を開けていかないと

出来ません。

 

前も注意しなくてはいけない事は

横と同様です。

 

カンブレは前と後ろになります。

 

最後に後ろです。

 

下腹をえぐり上げ、

足裏と頭の先で身体を引き伸ばして、

軸足をルルベして、身体の向きを変えて、

ア・テールにおります。

 

一度、横方向になったことを確認してから、

後ろ方向に向きを変えると良いでしょう。

 

バーに乗せている脚は、

いつも股関節を広げて

しっかりアン・デオールをし続けることをイメージしていてください。

 

カンブレは前と後ろになります。

 

後ろのカンブレは

後ろに反るイメージではなく、

上体を上に引き上げて、

胸を上に押し上げるイメージです。

 

無理すると腰を痛めますので、

身体の使い方を意識してカンブレしてください。

 

最後は

下腹をえぐり上げ、

足裏と頭の先で身体を引き伸ばして

 

後ろでバーに乗せている脚を

更にアン・デオールしてバーから離し、

 

下腹をえぐり上げ、骨盤を真っ直ぐに立て、

 

背中を頭の先に引き上げるようにして

真っ直ぐに立てることで

 

脚が床に触ったとイメージしながら動かし

5番ポジションにします。

 

リンバリングは体幹使って行いますが、

バレエでは床で行うストレッチも

実は体幹を使っていなければ、

身体に負担をかけてしまい、

怪我に繋がってしまいます。

 

次回、詳しく解説いたしますが・・・

 

開脚して横にストレッチをする時に、

 

横に上げた脚をバーに乗せて、

横にカンブレする時と

同じ意識を持ちながら、

ストレッチしてみてください。

 

次回はバーレッスンの最後に

床を使ってストレッチすることをお話します。

 

こちらも覗いてみてくださいね→瀬間亜理砂バレエ教室ホームページ

只今、ホームページリニューアル中、新しい事にも挑戦します。

楽しみにしていてくださいね。