バレエの基本となる3つのレッスン~バレエのレッスン疑問点 no.19~ | 瀬間亜理砂バレエ教室のブログ

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バレエ初心者の方も、これからバレエを習おうかなとお考えの方も、ずっとバレエのレッスンをしている方にも、バレエのお悩みがちょっとでも解決できるようなブログになれるといいな・・・と思っています

こんにちは

愛知県名古屋市にある瀬間亜理砂バレエ教室です

 

バレエの基本中の基本なんだけど、基本すぎて今更人に聞けないような疑問って、結構お持ちなのではないでしょうか?

バレエ初心者の方も、これからバレエを習おうかなとお考えの方も、もうバレエは随分習っている方にも、お悩みがちょっとでも解決できるようなブログになれるといいな・・・と思っています

 

《バレエの基本となる3つのレッスン》

バレエのレッスンと言っても色々あります。

 

①床を使ったレッスン

・・・フロアバレエ、バーオソルなどとも言われます。

 

床にお尻を下した座った状態や、

床に寝た状態でバレエのレッスンをします。

 

バレリーナが必要とする筋肉の強化、

正確な身体のポジションの理解を容易にするなど、

現在ではプロ・アマチュアダンサーのみならず、

一般の方々にも

バレエダンサー特有の

しなやかな身体を作る方法と認知され、

世界で多くのスタジオやバレエ学校で実践されています。

 

真っ直ぐな床と

身体を比べることで見つかる

ほんの少しのズレから、

身体の使い方の間違いを正確に

把握・修正できることが特徴です。

 

実際に行ってみると、

バレエの基礎ばかりですので、

バレエ未経験者や初心者でも

参加できます。

 

が、

バレリーナが必要な筋肉というのは

体幹の深層筋を主に使うため、

レッスン内容は

体幹トレーニングも含みますので、

正確に行おうすると

大変きついです。

 

ですが、

ご自分の股関節の可動域がどれくらいか、

それぞれの筋肉の正しい使い方など、

立って踊っている時には

あまりよく理解出来ていない事が理解できるようになります。

 

②バーレッスン

バー barre

・・・フランス語 棒 の意味

バー(横木)を使ってレッスンします。

効率よく身体をウオーミングアップさせるために考え出されたものです。

 

ですが、

ただのウオーミングアップとしてではなく、

バレエを踊る為の身体形成を念入りに行う

最も重要なレッスンであると考えていただき、

集中して取り組んでいただきたいレッスンです。

 

バレエ初心者からプロのバレリーナまで、

バーレッスンの流れは殆ど変わりありません。

クラスのレベルによって、

アンシェヌマンが複雑になってきます。

 

そして、大事なこと・・・

バーにつかまったり、

バーを握ったりしてはいけません。

 

バーに、寄りかかったり、

もたれたりしてはいけません。

 

バーの上に掌をのせ、指は力を抜きます。

バーの助けを借りたいときには、

掌でバーを上から押します。

 

そのためにはバーと自分との位置関係も重要になってきます。

 

バーに真っ直ぐ向いて、両手をバーの上に置いてレッスンする時・・・

両手をアン・ナヴァンに持っていき、

アームス(腕)はそのままの形で、

掌を下向きにしてバーの上にのせられる位置に立ちます。

 

バーに対して垂直方向に向き、片手をバーに置いてレッスンする時・・・

両手をアームスポジション2番に持っていき、

掌を下向きにしてバーにのせられる位置に立ちます。

 

バーの高さが2段ある時は、

自分のアン・ナヴァンや2番ポジションより

低い高さのバーを使い、

掌をバーにのせたら、

肘の力は抜きます。

 

肘の力は抜いても

身体はやるべきことをし続けます。

 

足裏のアーチ構造を使って

床を真っ直ぐ押して立ち、

内腿の一番上・体幹を使って

骨格アライメントに沿って

真っ直ぐ伸びます。

 

肘の力を抜き、

掌でバーを上から押すことにより、

逆に脇がしっかり引き上がり

身体が伸びあがっていける・・・

というイメージが出来ると良いですね。

 

アン・ナヴァン en avant

・・・フランス語 前に、前へ という意味

バレエでアームス(腕)のポジションにおいては、

みぞおちの高さで手首と肘を丸くして、

腕全体で円をつくるようにします。

 

肘を下げないように張り、

指先が垂れ下がらないようにします。

 

腕や肩の力を使って、

みぞおちの高さまで持ち上げないように注意してください。

 

正しいポジションに動かし、

キープし続けるためには、

体幹を使って引き上げます。

 

アン en

・・・フランス語 方向を指す前置詞

方向を表す名詞とセットで、

動きを伝える時に使われる。

 

アヴァン avant

・・・フランス語 前 という意味

 

③センターレッスン

センター(フロア)に出ると、空間に立って踊ることになります。

アームスのポジションを使って色々なパやテクニックを練習します。

 

パやテクニックを覚えていくこと、

アンシェヌマンの組み合わせの違いで、

自分の運動パターンを増やすこと、

などの目的があるので、

バーレッスンで身体形成をした後に行います。

 

もう一つセンターレッスンで大切なことは、

バーレッスンに比べて、

第三者には、どう映るか・・・

ということを考える練習になります。

 

イメージトレーニングで

正しいポジションやパ、

パとパのスムーズなつなぎ方などを

きちんと把握し、

実際に踊っている自分と

イメージトレーニングがどう違うのか・・・

 

パの見せ方、身体の見せ方

これらを客観的に捉えること

 

そして

 

自分自身でイメージトレーニングと

同じように動くことが出来るように

修正できる力を

身に付けることが大切です。


 

 

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