「ここには世界からゴミが送られてくる。



 僕らは音楽を送り返すんだ」



という言葉が印象的なVTRから始まった、The Recycled Instruments Orchestra of Cateura(カテウラ リサイクルオーケストラ)のコンサート。



パラグアイの首都アスンシオンのゴミ収集所に住んでいる子どもたちでつくられたオーケストラで、演奏に使われているバイオリン、ギター、サックス、チェロなどは、ほとんどそこにあったゴミを使って作られています。



たとえばチェロ。

オイルが入っていたカンが本体で、他の部分もスプーンとか、お肉をたたくためのハンマーとかで作られています。



音もきれいだったし、見た目もユニーク。

廃材に色をぬったりすることなく、そのまま使っています。







カテウラの子どもたちは、貧しい地域で暮らしているため、家計を助けるために学校もあまり行かれないこたちが多いそうです。

楽器なんて練習するのは、夢のまた夢・・・

でも、このプロジェクトのおかげで、夢をかなえた子どもたち。

演奏しているときの楽しそうな様子がとても印象的でした。





タレントのちあきさんが、テレビで「子どもにはおもちゃは与えない。かるたでも、ゲームでも必要な物は自分でつくる」と言っているのを思い出しました。



物のあふれている今、欲しい物はなんでもそろっている。



アイディアなんか浮かばなくても生活に困らない。



でも、アイディアがあればどんなものやことだって創り出せる、実現できる。







そして、安い物を使い捨て・・・ではなく、長く使えるお気に入りのものたちに囲まれた生活に変えていこう・・・





そう感じさせられたコンサートでした。







ご興味のある方は、

木曜日19:57分フジテレビのアンビリーバボーの番組後半でリサイクルオーケストラが紹介されますので、ぜひご覧ください。