数年前パニック症が


酷くなってきた同時期に


小さい頃可愛がってくれた


叔父が亡くなりました。



https://ameblo.jp/arisa-t0808/entry-12818645192.html 



実家の方でお通夜があり


行きたかったけど


特急で2時間の電車に乗れる自信が全くなく


夫に車で送ってと言おうとしたけど


結局、申し訳なくて言えず


母に正直に電話で事情を説明しました。





母は過去にメンタルの不調経験があり


「大丈夫だよ、無理して来なくていいよ。」


と言ってくれましたが


母から事情を聞いた父には


パニック症が全く理解できないようでした。




電話口で私に向けられた父の言葉に


43年の人生で初めて、父に怒りをぶつけ


1年半ほど父とは全く話しませんでした。




父母とは離れて暮らしていて


父から私宛に電話が来ても出ませんでした。




でも、心ではいつもその出来事が


引っかかって考え続けていました。






そして、時間が経つにつれ思ったことは


「ああ、パニック症を理解できない父を


私も理解できていなかった。」


ということでした。





私を理解できない父と、


私もおんなじだったんだ……


という気づきに少しショックを


受けましたが自分と父の間に起きたことに


納得ができました。





父からしたら自分の中に全くないものを


理解するのは到底無理だったと思います。





父は終戦の数年前に生まれました。


今とは全く違う時代背景で育った父。



不器用で、元々人への思いやりの気持ちを


持つ事(人の気持ちを想像して考えること)


ができにくいように見える父が


70代後半で、聞いたことも無いような症状が


娘にあると母から聞かされ、


???だらけだったと思います。





私は父に怒りをぶつけた当時


「自分の辛い状況を、言えば分かって


もらえるはず。」


とどこかで思ってもいた自分に後から


気づきました。




でも、それは違うんですよね。



だって、いろんな事が全然違う人間同士だから。


たとえ、親子でも。




(それが分かってから、


父とは再び少しずつ話すようになり


ある日突然、父が家に謝りに来て、


色々話し、それ以来父との距離が


今までより少し近くなりました。)




去年、携帯持っていない父の誕生日に、母のLINEに
「誕生日おめでとうと父に伝えて~」と軽ーくペロッと
送ったら後日、父からわざわざお礼のハガキが来ました。








私も、振り返ると自分に全く無い経験を


誰かに話されたり


自分に全く無かった価値観で


相手が接してきたら


本当には理解出来ないし


やっぱり分からないです。






だけど、あなたはそうなんだね。


今、そういう状況なんだな。


こういう考え方なんだな。


と今の私はそのままを聴くことはできる。



コミュニケーションを取る必要がある相手


には、「それはこういうことですか?」と


聴きながらひとつ、ひとつ相手の


伝えたいことを確認しながら


会話できるようになってきました。


(父が謝りに来たときもそうしました。

まず、父の話をとにかく聴こうと決めて

聴きました。)









私は、パニック症になってから


今までできていた事ができない


または出来づらくなり



それを隠して過ごす事が


自分を苦しめる事になると知り


自分のことを伝えるコミュニケーションも


していくことに決めました。




それは、夫に車を出して貰う時だったり


パニック症がありながらの治療を


歯科で先生と相談する時だったり



美容室で美容師さんに


髪を切ってもらう時だったり



最近では就労移行支援事業所の


スタッフさんと話す時だったり。





夫にはとりあえずお願いしてみて


無理だったら違う方法を考えたり


「じゃあ、こうはできる?」とか


交渉してみたり。


(言い出しにくいことも多いけど……💦)




歯科では、「私は今、パニック症があり


歯科はとても不安で緊張します。



何度通っても良いので、1回の治療時間を


なるべく短くしてもらえたら


ありがたいです。」と問診票に書いて


先生と治療の進め方を相談したり



美容室で


「体調が不安定で、当日にならないと


分からなくて、当日予約でも良いですか?」


とか、「長時間座っているのが


厳しいのでパーマとカットを別々な日に


してもらうことは可能ですか?」とか


聞いたり。



就労移行支援事業所では


スタッフさんに「体調どうですか?」


と聞かれた時


「昨日、発作が出てしまって


まだ少し不安が強いので


今日は、早退しても良いですか?」


と正直に話すことだったり。





これをしてもらえたら安心が増えるので


できますか?と、ひとつ、ひとつ聞く。



今までやった事がないコミュニケーションを


するのだから怖かったりもしたけれど。




そして、これはコミュニケーションだから


相手ができること、できないことがある事も


ちゃんと受け止める。




私と同じように、相手にもできること


できないこと、考え方、やり方


方針などがあるから。



それはお互い様で


その中でより良い関係を築きたいのです。


家族や関わってくれる人達と。





そういったコミュニケーションの中で


今は夫に助けてもらい



歯科の治療は無事終わり


定期検診でお世話になり



美容師さんとも毎回楽しくお喋りして


長くお世話になり続けています。






理解できないことを理解する。




そこからスタートして


だからこそこれからも


コミュニケーションを大切にしたいと


思うのです。





これらのコミュニケーションは

パニック界のアイドル(私が勝手に呼んでいるニコニコ)Meg.さんの発信を参考にしています。


https://ameblo.jp/875meg/entry-12838397049.html 



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Arisa