支援籍学習 中1編 ② | ややこしくも愛しい日々〜自閉っこ息子の育児・療育となるべく薬に頼らない暮らし~

ややこしくも愛しい日々〜自閉っこ息子の育児・療育となるべく薬に頼らない暮らし~

ひとり息子ヒロ(仮名)は発達凸凹くん(知的障害・自閉スペクトラム症・多動)です。
ヒロの育児・療育の記録、なるべく薬を使わない自然な育児・療育のための生活の工夫など、日々のあれこれを綴っていきたいと思います。

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前回の記事

の続きです(^^)


11月末、息子ヒロの学校(特別支援学校)の先生が、地域の中学校1年3組にて「理解授業」をしてくれたそうです。


「理解授業」では、

①特別支援学校の紹介

②特別支援学校で実施している学習の体験

③小グループでの課題解決学習

④ヒロについて紹介

をしたそうです。



※画像は、イラストや からお借りしました


その後、地域の中学校の1年生学年集会にて、1年3組で「理解授業」があったことが紹介され、各クラスにヒロの紹介カードが掲示されたそうです。

その際、地域の小学校(今まで支援籍学習をしてきた学校)出身の生徒さんから「ヒロくんだ!」という声があがったそうです。


ヒロのこと、覚えてくれていた生徒さんがいたなんて!嬉しいです♡


冬休みに入るとき、1年3組で実施した「理解授業」の感想を見せていただきました。


チューリップ紫チューリップピンクチューリップオレンジ


【感想 1】

「自分が住んでいるこの地域にヒロ君という子がいることが知れたこと、改めて障がいについて考えることができてよかったです。この地域にはヒロ君以外にもたくさんの方が特別支援学校に通っているので、バスなどを見かけた時には、思い出して忘れないようにしたいです。」


【感想 2】

「私たちからすると当たり前でも、別の人は難しいと感じるようなことがたくさんあると知ったので、もしそういう人を見かけたら、まっさきに何をするのが1番良いのか考えられるようになりたいです。」


【感想 3】

「私たちにとっての『当たり前』ができない人たちもいて、でも、その人たちにとっては、それができないことが『当たり前』なのだということと、障害者も私たちとさほど変わらないことがわかりました。」


【感想 4】

「人はみんなそれぞれ特性をもっていて、できることとできないことがあることがわかった。私も部屋はとてもきたないし、忘れものばかりしてできないことがたくさんあるけど、みんなで支え合えばいいのだとわかったので、私もまわりの人と助け合いながら生活したいと思った。」


【感想 5】

「ヒロくんは、私たちと同じ町にすむ同じ学年の子だけど、今日知って、世の中には色々な子がいるんだなと思いました。障がいが一生完全になおらなくても、できることを増やしていろいろなことができるようになるのは、すごいことだと思いました。これからもできることを増やし頑張って欲しい。」


チューリップ黄チューリップ赤チューリップ紫



最初に、これらの感想を読んで…感激して涙してしまいました。

中学3年間のうちのたった1時間の授業だったとしても、12歳や13歳の生徒さんたちが「知的障害」や「発達障害」について向き合い、ヒロのことを知ってくれたのだと思うと、熱いものがこみ上げてきました。

もちろん、拒否感を抱いたり、否定的な感想を書いたりした生徒さんもいたことでしょう。


それでも、いいんです。

一番、悲しいのは…

10年近くこの地域に住んできたのに、「そんな子知らないよ」って言われることなんです。



ヒロ 年少3歳〜年中4歳は、週1日だけ私立幼稚園の預かり保育を利用していました。クラスは、2学年下の子たちと一緒。遊具で遊ぶときは、年長さんたちとも一緒にいられました。



さらに感激したのが、「理解授業」の後に、質問をしてくれた生徒さんもいたことです!


そして、その質問に回答を書くのが、母である私の冬休みの宿題になりました(笑)


(つづく)