テレビ番組「ある青年の死」と精神科医療(追記あり) | ややこしくも愛しい日々〜自閉っこ息子の育児・療育となるべく薬に頼らない暮らし~

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ひとり息子ヒロ(仮名)は発達凸凹くん(知的障害・自閉スペクトラム症・多動)です。
ヒロの育児・療育の記録、なるべく薬を使わない自然な育児・療育のための生活の工夫など、日々のあれこれを綴っていきたいと思います。


ブログへの訪問ありがとうございます!

元児童指導員の在宅ママワーカー、
なちゅらるママを目指すRIRINAです。


今回は、自分の記事のリブログとテレビ番組の感想です。

今年3月、Facebookやアメブロで、石郷岡病院事件の控訴を呼びかける記事に注目しました。

事件の内容を知り、他人事とは思えなかった私は、千葉地検に控訴を願うメールをしました。

そのことをきっかけに、事件の被害者である陽さんのお姉様とFacebookでつながりました。

そして、お父様がテレビ番組の取材を受けたことを知りました。

「ある青年の死―精神科医療の"よくある治療"の中で―」

12月12日に放送されました。
(19日に再放送があります)








大学生になるまでは、ごくごく普通の人生を歩んでいた陽さん。

精神科病院に通うようになってから少しずつ人生の歯車が狂って行き、悲劇的な最期を迎えてしまいました。

診療内科や精神科病院に通い、一時的な服薬やカウンセリングで回復できた方々もたくさんいることと思います。

でも、少なくとも陽さんは、精神科での治療で首が曲がってしまうなどの障害をおってしまいました。

突然、他人に暴力をふるってしまったことがきっかけのひとつになり、入院することになりました。
しかし、それは服薬していたSSRI系の薬の副作用であった可能性もあり得るようです。

陽さんは、入院中に身体拘束をされていた時期があり、番組のディレクターさんが身体拘束を体験されていました。

陽さんが亡くなってしまった原因は、看護スタッフ2名による暴行ではないか?ということが裁判で争われています。

番組では、その事件のことについての直接的な言及は避けていたようです。

でも、事件の証拠となる動画は、僅か10分程度の時間に、オムツ交換と食事の介助をほぼ同時進行で実施するという…陽さんの人権を無視した対応を記録していました。

こうした対応について、別の病院の看護スタッフの意見や感想を求める匿名の座談会の様子が紹介されました。

看護スタッフたちは、患者さんの人権よりも、夜勤者の負担を減らす対応をすることを重視してしまっているとコメントしていました。

事件のあった日は、2012年1月1日。
元旦ということで、いつも以上にマンパワーが不足していた、ということはなかったでしょうか?

番組のディレクターは投げかけていました。

一般社会が精神障害のある人たちとの付き合い方を知らないがゆえに、病院に任せっきりで…こうした悲劇につながってしまったのでは?と。

私は、番組を観るまでは、とにかく、陽さんを暴行した2名の看護スタッフが「異常」だと思っていました。

でも、その「異常」を見て見ぬふりをしていたのは誰なのか?

そして、多くの人たちは、その「異常」の世界があることすら、知らないのです。

私は、児童福祉の現場で働いていたとき、実習生への施設概要説明の中で、次のように補足説明をしていました。

「施設内に施錠する箇所があるのは、児童の安全を守るためです。もっとスタッフの数が多ければ、鍵がなくても大丈夫だと思いますが、現状では仕方ないのです。」

当時は、施錠も薬物療法も仕方ないことだと思っていました。

結局、福祉の現場も精神科病院でも、マンパワーの不足を理由に、利用児者や患者さんの人権侵害につながることがあるのだと思います。

でも、ベテランになればなるほど、それは「仕方ない」から「当たり前」と感じるようになってはいないでしょうか?

陽さんが亡くなってしまい、ご家族は今もなお苦しまれています。

そのとき、そのとき、できることを頑張ってきたはずなのに、陽さんは亡くなってしまったのです。

息子ヒロも、今でも時々、夜間覚醒やパニックをおこすことがあります。
もっと頻繁にあったときは、医師に相談したこともありました。

医師に相談すれば、当然のように薬物療法を提案されます。
副作用のことなどきちんと理解して納得して服薬したとしても…
それで良くなるのか、悪化するのか、本当は医師にもわからないのではないでしょうか?

陽さんの悲劇は、私とヒロにとっては他人事ではないこと。

それを発信するのが、今の私にできることです。


ビックリマーク追記ですビックリマーク
陽さんのお姉様がブログで詳細について説明されています。
「石郷岡病院事件  弟のこと」⇒★こちら★