前回49回目の通院で「上顎一次オペやり直し」を行った後は、以下の内容の通院だった。
・50回目:消毒
で、次の51回目でいよいよ「下顎に固定本歯が入る」ことになるのだが、
その前に、私のインプラント治療にかかった費用について改めて書いておこうと思う。
今回の私のオールオン6の治療費は、以前にも書いたが「約900万円」もかかっている。
これは正直、巷の相場から見ても「高い」額だと思う。
私と同じような治療をしたと思われる芸人の○村さんでさえ、約600万円なのだから。
ただ、原則としてインプラントの治療は自由診療である。
だから、費用は歯科医院側が自由に決められる。
あとは、その費用について患者が納得するかどうかだけだ。
私の場合、治療を始める際に歯科医院を探し回り、結局3軒目の医院にお世話になったが、
2軒目の見積額が膨大(約1400万)で、3軒目の見積額が安く見えたことは事実だし、
2軒目の見積書を3軒目の見積時に見せてしまったことも大きな反省点だと思っている。
「相場より高くても2軒目より安ければ」という思惑が歯科医院側に無い筈はないからだ。
また、その時点で自分の歯の状態が切羽詰まっていたこと、なまじ貯蓄で賄えそうだった
ことも、決断を後押ししたことは否めない。
こんな私が、これからインプラントの治療を始めようと思っている方に言いたいのは、
「納得いくまで歯科医院に話を聞いて、納得する費用感で治療を開始してほしい」
ということだ。
インプラントの治療費はとにかく高くて時間もかかる上に、人生における一大決断になる。
自分の決断に後悔を残さないためには、「納得」することが大事だと思う。
相場と比べて高くても安くても、自分さえ「納得」していれば後悔は少ないと思うから。
ちなみに、このバカ高いインプラント治療費については、一応の補助制度がある。
聞いたことがある方も多いと思うが、「医療費控除」といわれるものである。
医療費控除とは、1年間で支払った医療費のうち、所得に応じた一定の金額が控除される
制度のことで、その年に支払った医療費や通院のための交通費の総額が10万円を超えた
場合に控除が受けられる。
私の場合も、治療を開始した2021年に前述の約900万円を一括で支払っているので、
もちろん控除の対象となる。だから2022年2月に近くの税務署に行って医療費控除の
手続きを人生で初めてやってみた。
だが、知識がない自分は「医療費控除すると、200万円くらい戻ってくるのかな?」等
と根拠のない甘い期待をしていたが、実際に戻ってきたのは36万円くらいだった。
まぁ戻ってこないよりはいいが、想像よりだいぶ少ない額にガッカリした記憶がある。
さらに2022年も治療費が10万円を超えたので、またも医療費控除を申請したのだが、
なんと戻ってきたのは1000円未満。税務署まで行く交通費のほうが高くついたほどで
バカバカしくなってしまった。
この医療費控除の申請においては、
・あまり還付額に期待しないこと
・ある程度の治療費がかかってないとほとんど還付されない
ということを学ばせてもらった。
このあたりも、これからインプラント治療を開始する方の参考になれば幸いである。
というわけで、今回はインプラントの治療以外の経緯についていろいろ書いてしまったが、
次回はいよいよ「下顎に固定本歯が入る」ことになる。
つづく