最近は古本屋開業のセミナーが盛況だそうですね。


グーグルで「古本屋 セミナー」あたりで
検索してみると結構な数のヒットがあります。


それらのいくつかのページを見ていますと
世代は20代から60代まで男女を問わず
参加者がメモ片手に一言一句聞き漏らさぬよう
受講している様子が見て取れます。


昨今、ネットサービスが充実したおかげで
個人でも費用をかけず
簡単にものを売る環境が整いました。


代表的なサービスとしては
ヤフーなどのオークション
Amazonのマーケットプレイス
挙げられるでしょうか。


周りの人が大掃除で出た不要品をオークションで
売ったような話を耳にされたことも少なくない
でしょう。


手持ちの本を大した費用をかけずに
ネットで不特定多数の人に売ることができる。

無店舗ネット販売の古本屋を始める環境は
既に整っています。


かさばる不要な本を買い取り価格よりは
高く処分したい。

新刊の書籍を読み終わったので売って
次の本を買うための購入費に充てたい。

個人の要望も様々で本を処分できればよい、
といったものから片手間の副業として、
本業として開業したい、という人もいます。


さらに踏み込んで知りたい方のために
各種セミナーが開かれています。

仕入先の開拓
ネットでの営業・販促
古物商許可証の取り方
古書組合への入り方
個人事業の開業届
法人化
発送作業の外注化
青色確定申告の仕方

・・・等々


読者人口の減少や電子書籍の台頭など
マイナス要因が取り囲む古本屋業界ですが

「同じ趣味を持った仲間の集う場にしたい。」
「地域の繋がりを強めるの古本屋カフェを始めたい。」


といった要望や
本を媒介としたコミュニティー作り
本好きを集めるための集客の手法など
古本屋運営に求められるオリジナルの部分に
惹かれる人も多く

リアルな人間関係をつなぎとめる場として、
ツールとしての古本屋というものの
個人の需要は強いようです。