産後8週のあと、職場復帰は必須。←と当時の私は思い込んでいる。

 

その当時、私の住む地域の認可保育園は、生後6か月以上が預け入れの条件だった。

 

生後8週~6か月。

さて、長女の預け先はどうする。

 

私の実家は飛行機距離だ。

夫の実家は私の職場まで1時間強。

 

義母は病気持ちだが、まだ長女の産後は元気だった。

 

夫、私、長女で保育園入園まで夫の実家にお世話になることにした。

夫の意向だ。

私は、無認可保育園入園の手も考えていた。

どんな生活になるのか自信がなかったことは大きい。

夫の意向は強かった。

 

夫は兄との二人兄弟。

兄の子どもは当時男の子2人。

義両親は女の子の孫が可愛くて仕方がない。

快く数か月の同居を許してくれた。

 

義父はグルメでお料理上手。

私が仕事から帰ると、ご飯が出来ている。

 

私は仕事からまっすぐ義実家に帰る。

真っ先に義両親の部屋から長女をひきとり、二人で部屋にこもり、抱っこして過ごしたかった。

30分でも、二人で過ごしたかった。10分でもいいよ。

 

実際は、義両親の部屋に行き、今日一日の長女の様子を聞く。

私は、義両親にも育児日記の記入をお願いしていた。

長女をだっこしながら、義父は詳細を伝えてくれる。

私はなぜか抱っこしたいと言えなかった。

そしてそのまま私は着替え、そしてごはんだ。

作ってくれたごはんに呼ばれればすぐに行かねばならない、という夫の縛りと、私のべきねば。

長女の抱っこはまだお預けだ。

 

その後私が長女をお風呂に入れる。

夫はまだ帰らない。

 

私は裸になって長女を洗う。

長女を洗い終わったら、私の番だ。

長女をどうする?

義両親に渡して、身体をふき、洋服を着せてもらうしかない。

 

義母はその時間、もう飲んでいる。

義母は身体は小さく、華奢すぎて座った状態でないと怖くて長女を抱っこできない。

そのうえ飲んでいる。

 

義父の出番だ。

 

裸の私が、タオルにくるんだ長女を義父に手渡す。

 

今でも忘れられない、この光景。。。

 

つづく