すっかり秋めいてきましたね!

先日は久々に金沢でリアルな勉強会に参加してきました。

葉っぱも半分秋

日のあたる角度で紅葉していくんですね~

お勉強は、日本東洋医学会北陸支部例会にて。

私は会員ではないですが、漢方と鍼灸のお話しで、面白そうなので参加。

ありがたいことに、最近ではどこのクリニックでも簡単に処方されるようになった漢方エキス剤。

漢方のことは詳しくはないですが、
医師はこうやって古典も掘って検証されて、患者さんの体質、体力や、現状のお腹や脈をみて処方されているんだなーと勉強になりました!

このお腹の状態、どのくらいでどう変化していったのかしら、頸肩部とか背部の反応とか、どうだったのかなとか、想像しながら聞いていて興味深かったです。

いくつかマイメモ。備忘録。

〇頭痛と抑肝散
発表では頭痛のケースでしたが、抑肝散は、子どものかんしゃく、夜泣きのお子さんにも処方されることがあるようで、小児はり師にとっては、時々名前を聞くお薬。

認知症の方に処方されることも。

発表のなかで、抑肝散の作用機序がちらっと。
小児はりのような皮膚刺激によって、脳内や血中での同じような反応が示唆されたら、小児はりもかんしゃくに効果ありますと言えるのでは?!

〇非アルコール性の脂肪肝に対する研究の講演
これ、まさにうちのダンナですわー。
けっこう多いそうですね。
お酒飲んでないのに脂肪肝って方。

これはラットでの実験。
ラットの足三里、関元、湧泉に鍼をして2分雀啄(リズミカルに動かすことです)。
そこそこの太さの鍼です(細いとラットが動くと鍼が折れちゃうからかしら?)

ツボをねらったものと、ツボからずれた場所に同様な刺激をしたものでは、ツボをしっかりねらったものに、改善がみられたそう。

肝臓だけど肝経のツボ使わないんだー
ということや、
もしこれを人に置き換えるとしたら、
太めの刺激で持続的な刺激になるのかしら、
(ラットの足に対して人間に使う鍼をしての効果ならば、人の足に対しては、かなりでかめの母指圧迫みたいな。刺入はむつかしいな)
(そして、ラットにとっての2分って人のどれくらいだろう、、)
(逆に、ラットに
人の足:人の鍼=ラットの足:ラットの足に適した太さの鍼←そんな細い鍼はないのかしら??、
それで実験できたら効果か出るのかしら??)

動物実験の話を聞くと、人に置き換えてみたくなりますね。人にも同じように効くのかしら?って。
というよりは、経験則で人に効くことを、ちゃんと証明したいということなんでしょうけど。

ちなみに、ラットたちに使われたのは、どれもからだの元気をUPする基本的なツボ。
お灸や指圧のセルフケアでもよく推奨する場所です。

〇鬱病と鍼灸の講演
頭部の鍼通電の周波数が昨年学会で聞いたものと変わっていました。
医療機器を使用した結果の報告に基づいている、とのこと。(でも正解はわからないそう。人によっても快、不快がわかれるかも。そういうときは、その方にとっての快を採用したほうがよさそう)
(抗重力筋の緊張をとっていくことや、頭部顔面への刺激の効果は、普段していることが間違ってないと思いました)

久々のオンラインじゃない学びは、とても刺激になりました。
オンラインもいいですけどね☆
そういう意味では田舎住まいにはコロナの恩恵もあったオンライン元年。

帰りに近くの鈴木大拙館へ。はじめて行きましたが、とても静かな落ちつく場所でしたよー。県民の日だったそうで、石川県民はフリー。ラッキー。
絵はがき買ってきてほしいというみっしょんコンプリート☆