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険悪なムードの中、リアル脱出ゲームに参加することになってしまった彼と私。
彼は子供のようにずっと拗ねており、全然口を聞かなかったが、二人で力を合わせなければこの暗闇から脱出することは出来ない。
私は割り切って、ゲームを楽しむことにした。
彼に話しかけながら気まずさを軽減させつつ、謎を解こうと懸命に頭を捻っていた。
少し経った頃、彼の方が次の部屋へ繋がる鍵をゲットした(と思う。この辺りはうろ覚えだ)
次の部屋は無数に張り巡らせされた緑色のレーザーをかいくぐる潜るというだけのものだった。
彼が先に挑戦してみるが、すぐにレーザートラップに引っかかってしまいアウト。
私もその後続いたが、足や頭手など身体をうまく折り曲げたり伸ばしてるつもりが、必ずどこかに引っかかってしまう。
何度挑戦してもレーザーを避けながら鍵をゲットすることは出来なかった。
残念ながら脱出することは出来なかったが、二人で同じ問題について取り組んでいたからか、ゲームが終了する頃には元のように普通に話せる関係に戻っていた。
最初はどうなる事かとハラハラしていたが、最後の方は普通に楽しんでいたように思う。
そうして電車に揺られながら、彼と普段通り話していた時のこと。
私は彼にずっと気になっていたことを聞いてみることにした。