芯海の楽園〜ランドリート篇〜3話 修業を始業 | ちはやの本棚

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~楽園シリーズ~
手短に物語を読みたい方向け。

芯海の楽園 ランドリート篇 完結いたしました。
9.20よりコルトレカン篇 スタート!!

公開情報 物語進行に合わせてUP予定


~ホラーもの~
9.2 カウントUP!!

更新頻度落ちます。
週1〜更新予定


ロイが目を覚ましたのは、すでに朝陽が昇り始める頃だった。

とりあえず、三人は、床やら、テーブルの上など、自由気ままに寝ている客を起こさぬように店の外へ向かった。カウンターの店員にzid(この物語の世界通貨である)を払い、酒場を出た。

まず、オリオールが謝罪を済ますと、ロイが喋る間も無く、ガイがここまでの流れを一通り説明した。

ガイによると、オリオールの一撃でK.Oされたロイを担いで、都の中を歩くオリオールを見かけ、ガイが知人であることを告げ、目覚めるまで、酒場で時間を潰していたらしい。

まだ腹が痛んだが、かつての仲間の前なので、強キャラアピールをするために平気なそぶりをしてみせた。

だが、二人はまったく見ておらず、恥ずかしくなったロイは市場を見てみたいと提案した。

一行は市場へと足を運んだ。

フローリアの島々では、大きい街であれば、基本的にバザーが毎日行われている。

バザーで一通りの治療薬や、ロイのメイン武器である銃の弾の補充を済ませ、三人は試しにアンタナ東街道へ向かってみることにした。

アンタナ東街道は名前のとおりにランドリートの都の東口から続く、街道である。

東口の門ですれ違ったファイターの男が、自慢げにウェイズドッグという獣種の亜獣の遺骸を見せびらかすように肩に担いで、都の中に消えていった。

ガイによれば、ウェイズドッグはランドリートの都近辺に棲息しているらしく、凶暴な野良犬みたいなものだそうだ。

そんな話をしていると草影から、噂のウェイズドッグが飛び出した。

ロイは、買ったばかりの弾を装填し、ウェイズドッグにぶち込んだ。

オリオールはあっさりと餌食となったウェイズドッグに近づき、ナイフで肉を削ぎ始めた。

削いだものをかばんから出した大きな葉で包み、再び、かばんに閉まった。

どうやら火を通せば、食料になるらしい。

東街道の分かれ道
←暗い森 希望の平原→

と表記された木製の看板が立っている。

オリオールは、軽快な足取りで暗い森へと進んで行った。

「森でしばらく修行だ。」

オリオールが話ながら、身構えた。

草むらがざわめき、ロイは辺りから複数の気配を感じた。

それは、森の住民のお出ましを告げるものだった。



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