ポセイドンの戦いが終わり、ずっと降り続いていた雨は上がって、空は雲一つない快晴だ。
「あれ…僕、海底で…ソレントと戦って…あれ、なんでアンドロメダ島に…兄さんは…みんなは…」
瞬は半身を起こし、こめかみのあたりに手をやり必死に思い出そうとしている。
ぶっ倒れているところを、みんな残っているのに途中で放り出して連れ帰ってきたなんて言えない。
「瞬、お前は立派に戦ったぞ。男らしく。空を見てみろ。もうポセイドンの戦いは終わった。お前はケガをしているのだから、あまり考えずに今は休め。」
”男らしい”というフレーズにコロリとだまされるから入れてみた。
「そうですね。今は体を休めて、それから行動することにします。」(ニコッ)
ほら。
簡単な男だ…
「ほら瞬、とりあえずダサいけどこの服着て。」
ジュネが俺の服をもってきて、瞬に渡す。
ダサい…
「でもよかった、瞬。無事で、こうしてまた会えて…」
ジュネは目に涙をためて、瞬の頭を抱き寄せる。
「あは、ごめんね、ジュネさん。」
そして、瞬の頬に唇を寄せる。
えっ、なんだ、瞬にもするのか…