星矢 23歳。三流大学を卒業後、一部上場の製造業に就職したものの、仕事が辛い割には、給料が安く、悩んでいる。最近の口癖は「転職してぇ。」相変わらず女子にはモテモテで、そちら方面は苦労無し。
 
紫龍 24歳。中国五老峰で、農業に携わっている。ヨメの春と、子供たち(3人)とともに暮らす。ちなみに春は現在妊娠5ヶ月。電気も水道も通っていないが、すべて自給自足でまかない、仙人のような暮らしぶり。
 
氷河 24歳。シベリアの奥地で、師であるカミュと、ほも生活を送っている。ヤコフの村では、ちょっと有名な二人である。
 
瞬 23愛。ハーバード大学を飛び級し卒業した後、ニューヨークの国連本部で職員として働いている。武力を使わずに平和を求めるという理想の実現のため、日々邁進している。いまだ童貞。
 
一輝 25歳。行方不明。
 
(以上を踏まえて、お読みください。)
 
1月某日。渋谷のENJOY天狗にて、青銅5人による同窓会が開かれていた。
「おっせ~な・・・」
いまのところ、参加者は星矢のみ。
ピルルルル・・・携帯が鳴った。
「おう、瞬か。え~、来れないのかよ?仕事?なんだよ~、残念だな~。まあ、しょうがねーな。ああ、わかった、わかった。じゃあな。」
携帯を切り、サイコロステーキをほおばる星矢。
大ジョッキをおかわりしようと、店員を探したその時。
「あれ!?おい、一輝、一輝じゃねーか?なんだよ、コソコソ帰ろうとするなよ?瞬がこれないからって帰るなよ!こっち来て飲もうぜ!」
しかし、ダッシュで逃げていく一輝。
「・・・なんだよ、逃げやがった。アイツ、行方不明だったのに、瞬会いたさにノコノコ出てきたのかよ。ったく。あ、すみませーん、大ジョッキ、追加で。」
しばらくして大ジョッキが運ばれてきた。
「あ、ども。・・・氷河は、来ねえだろうな。連絡すらなさそうだぜ。」
ほうげあ、ほうげあ・・・
どこからか、赤子の鳴き声が聞こえる。
「おお~、星矢、待たせたな~。」
おんぶ紐で赤子を背中にくくりつけ、二人の小さな子供の手を引いて、紫龍が現れた。
「春麗が、「自分だけ楽しんで、子供はあたしに押し付けるのっ!」と、うるさいのだ。身重で大変そうだから、連れてきた。」
「えらい所帯じみたな、紫龍・・・もう、おれ、帰るわ。」
「ええ~!?」
ほうげあ、ほうげあ・・・
「ああ~、どうちまちたか~、オシメがよごれたでちゅか~。」
「おとうちゃん、おなかすいた~。」
「おとう!おとう!」
あの頃のみんなは、何処へ行ってしまったのでしょうね・・・