う…
俺は…
死んだのか…
結局、魚座の黄金聖闘士に、まるで敵わなかった。
必殺技がないのが俺の敗因だな。
原作者も、もう少し俺のことを考えてくれてもよさそうなものだが…
目を開けても、周りは真っ暗で何も見えん。
生きているのか、死んでいるのかもわからん。
ジュネは…瞬は…無事だろうか…
どこだ、ここは?
煙いし臭いが…
少し胸の傷が痛む。
しばらくここに横たわっているしかなさそうだ。
しばらくすると、目が慣れたのか、周りが少し見えてきた。
ここは?
土の壁に覆われている、洞窟?
どうやら俺は土のベッドのような上に寝ているようだ。
なんで俺はこんなところで寝ているのだろう。
周りを見回してみると、枕元の台に尿瓶やら水飲みやら、置いてある。
病院だったのか?
「あ。」
声を出してみた。
「あ。ああああ~♪ららら~♪」
むしろ絶好調だ。
「誰か。誰かいますか?」
返事がない。
誰もいないのか。
仕方がないから、少し眠ろうか、と思ったのだが。
突然、猛烈な尿意を感じた。
俺は起き上がってみようと思ったが、やはり体が動かない。
まずい…
このままだと、お漏らししてしまう。
誰か、この尿瓶を俺にはめてくれ。
「誰か~。いませんか!?」
尿瓶を!
「だ、だれ、か~!」
も…もう…限…界…
と、その時、一人の男がのそりとこちらに近づいてきたのがわかった。
助かった!