気がつくと、ジュネが心配そうに俺の顔を覗き込んでいた。
「ジュネ。」
「あ!先生!気がついたの!?よかった…よかった…!先生~!うぇ~ん!」
「泣くな。ジュネ。お前こそ無事でよかった。それより、瞬はどうした?」
「瞬かい?瞬は、今戦っているよ…あたしは止めたんだけどね…先生、何とかしてよ、瞬が死んじゃうよ。だって、相手は、強大な先生をも倒したアフロディーテだよ!?」
「何?魚座の…?」
「そうだよ!瞬は、先生の仇を討とうと思ってるんだよ。」
「仇って…俺は生きてるぞ。」
「あたし、嘘吐いたんだよ、…先生が死んだって…瞬に行って欲しくなかったんだ。色仕掛けもしたんだけど(ポッ///)ダメだった。あの子、死んでしまう。まさか、仇を討とうなんて、あの子が考えるなんて思いもしなかったんだよ!」
「あ~あ…」
「あ~あじゃないよ!愛弟子が、先生を倒した相手と戦っているんだよ!心配じゃないの!?」
「心配だが…仇を討とうと生死をかけて戦っているときに、死んだと思っていた俺がひょっこり現れたら、かなりKYだろう。KYって知ってるか。空気読めないだぞ。」
「はぁ!?」
「どうしても行けと言うなら、「どっきりカメラ」と書いたプラカードと、ヘルメットを用意してもらわねばならん。じゃないと、恥ずかしくて。」
「もういい!あたし一人で行くよ!」
「待て、ジュネ。」
「な…なによ…!?」
「瞬は、自分の考えで行動しているのだ。もう、アンドロメダ島で修行していた時の瞬じゃない。手を差し伸べるばかりが愛情ではない。」
「だけど、一輝の助けはいいわけ?」
「あ~・・・」
「なんかあの子たち…フフッ…フフフッ…やらしい~…フフッ!」
とにかく、瞬はもう、俺の許から巣立って行ったのだ。
でも一輝の次に助けに行こうっと。
「ジュネ、プラカードとヘルメットを用意してくれ。」