ここは…
どうやら無事にたどり着けたようだな。
「あいたたたた…ここどこ?」
ジュネも、無事か。
一輝も隣で転がっている。
「大丈夫か、一輝。」
手を差し出すが、一輝は自分で立ち上がった。
「聖衣はどうした?」
「別に。」
「丸腰で来て何になる?」
「興味無いです。」
ジュネ様、取り付く島もない。
「…気をつけるんだな。俺はもう行く。」
そう言い置いて、一輝は走り出した。
やさしいじゃないか。
しかし、俺たちをおいて行こうったって、そうはいかんぞ。
「ジュネ、見失うなよ。」
「わかった!」
一輝に道案内してもらわないと。
はぐれないように全力で追いかける俺たち。
「死ぬ気か?ついてくるんじゃない!」
「は?アンタが勝手にアタシたちの前を走ってんじゃないの。」
そんなこと言って、じゃあ先に行けとか言われたらどうするのだ。
しかし、速いな、あっ。
「ヤダ、何コケてるのよ、先生!」
「痛てて。足がもつれて…あ~、一輝を見失ってしまった。残念だ。」
「何度も聞くけど、ホントに聖闘士なの?まともに走ることもできないとか…」
呆れ顔のジュネ。
「つまづいたっていいじゃないか。人間だもの。」
やっぱりいいなぁ、相田みつを。