講座の関係で星座のお話が続きましたが
本日は違う話題を。






講座を作っている合間に私は初めてキチンと
「E・T」を観る機会がありました。

「チャーリーズ・エンジェル」、のドリュー・バリモアが
幼少の頃から可愛らしかっただろう姿が見たかったのと

我が家に居るE・Tのぬいぐるみと最近戯れ始めた(笑)からなのですが

びっくりした。


あれぞ名作、だと思ったのでした。




調べたところ、

あの有名な監督の幼少期に、

両親の離婚で孤独をイマジネーションで癒した時作った架空のキャラクターの話が元になっているらしい。

これぞ創造性、というやつですね。

そして創造性こそ、本質的な孤独から解放してくれるものなのです。=孤独は自分で癒す・癒せるものなのですね。

 


私がこの映画を名作だ、と感じた一つのシーンがあります。



3人の子供が住むお家の末っ子が、
ある日突然お家の中で
宇宙に帰りそびれたE・Tを見つけたシーンです。



「信じられない・・・・!」

という子供の驚くシーンなのですが


あのシーンは、


困りきった人が催眠にやってきて
初めて自分の内側を発見し、感じ始める、・・・・


あの瞬間にそっくりなのだ。


半泣きのような顔をして落ち着きもなくウロウロして
信じられないものを発見して、今にも叫びだしそうな子供。



大人になって、外の世界にどっぷり振り回されて
大切なこと見失うと

自分の内面の中心エネルギーに触れた時
あの子どものように、

信じられない、

という感じになるのではなかろうか。



例えばインナーチャイルド療法で幼少の自分を探して探して見つけた瞬間。

一番辛く思っていることが脳裏に出てきた瞬間。



全くあの「信じられない・・・・!」というシーンにそっくりな感情になると思う。


観た人は「よくわからないがググっと心を動かされるシーン」に感じるのではないのだろうか?(私だけ?)





大人になるにつれて、世間の「こうである」みたいな事
=社会概念、にどんどん圧をかけられて人は生きていきます。

それがあからさまなしょうもないことだと無視できるのだが

自分の大切な人やあこがれてる立派な人が呟いてると、それはそれは見抜きにくい嘘になって、純粋な自分の声に蓋をし始めるのです。

毎日毎日それは重くなっていくが気が付かない。

大体周囲の人は蓋が重い人ほど却って尊敬や賞賛をするからです。

依存するのです。

不幸の奴隷になる人は大体このパターンかもしれません。




快適だ、大切だ、と信じていることと
我慢という不幸の同居が依存、というものですが

この、依存心の蓋のものすごい重いのを抱えて催眠に来る人というのは多い。




ものすごい幼少期の昔に感じていた
【まっさらの自分の純粋な気持ち】、に

ものすごい久しぶりに出会うと

あの、E・Tを初めて見つけた子供のような心になるのだと思います。



私はE・Tが帰ることになる騒ぎの段で寝落ちして(笑)
その辺りだけよく見なかったのですが(笑)

私はE・Tは「純粋性の象徴」だと思いました。

あれは監督のインナーチャイルドなんだろうな。

辛い時に心を守ってくれるのは、外側の何か、ではなく
自分の内側のエネルギーなのですね。



未知の存在であるシワシワの生き物と子供が仲良くなっていくシーンに皆心打たれるのは、

催眠に入ったときと同じ、
個々、内なる創造性に触れているのだと思う。



普段忘れてる大切なものを思い出させてくれるから、
あの映画は催眠に入るのです。



「アルプスの少女ハイジ」の構成と同じですね。
なんかっていうと山の上のお花畑に遊びに行ってしまう子供たちに癒される。

あれもインナーチャイルド療法そっくりです。




スピルバーグの幼少期を救っていた創造上のキャラだと知って
ますますそんな事を思います。



私は純粋性、純粋性、と
よくこのプログなどで話しますが

純粋性とは最終的に、人の大切な生命力であり
最高のモチベーションを生むものだと思います。


これを知らない人がありきたりの快楽と呼ばれるものや、
迷惑行為などで人生を癒そう、とする
「ウソ人生癒し」
は世の中いっぱいあるし、
たくさんの人が変な情報に騙されている姿を見ます。

本質的にそれで心が癒えることなどないのはほんとは皆判るはずなんですよね。

でも、孤独や共依存や虐待に耐えると感覚がマヒしてしまっている人もいるんだと思う。

で失うだけ失って終わる。



本来誰の心や脳の奥にも、スピルバーグが幼少期絞り出してたキャラ=E・Tみたいな純粋性、があるのだと思います。

私は嫌なことにも遭いながらも、最終的に他人の脳や心の奥にあるE・Tみたいなものを信じているのだと思う。



純粋性こそが、慈しみの必要な人々の魂を本質的に癒してくれるものなんたけど、思い出さない、無視する人が多いと感じます。



立派な事をするとか、成功するとか、

お金をたくさん得ることとか
知り合いが多いとか

人生にとってすごく大事なことだと
毎日毎日大声が響く世の中の嵐の中心にいて

全部無視して自分の内側にE・Tを探す、
E・Tと遊ぶ、

これこそ私が価値のある人生、だと信じて止みません。

純粋性に触れた人生とは
「24時間大好きな犬猫と楽しく暮らす」
みたいな人生のことだと言うと、わかりやすいでしょうか?


他人が魅力的に輝いて見える時、
私はその人が沢山「純粋性に触れた生活」をしていることを感じます。


人生、E・Tに出会ったもの勝ち(笑)説。


あの、E・Tを発見して信じられない、と驚く子どものような体験をしなくても、きっと小さい頃からE・Tと仲良く暮らす人もいるのかも?




是非、心の中のE・Tを探しに内側の冒険の旅へ。
お勧めします♪


外の世界に色んなものを探しに旅に走って暇潰し、孤独癒しに注目引く写真を撮りたい人が多くてオーバーツーリズムになってる世の中において、真逆の発想ではあるが(笑)

スピルバーグやオノ・ヨーコは内側に走って豊かさを得たのです。

皆様も是非。

そして純粋な子供の心を大切に扱うために、西洋占星術講座に来てくださいね(笑)



・・・ではでは。