最近クライアントさんから他のサロンのクレームを聞く機会がずっと続いていて、そこから派生していろいろ催眠スクールで感じたことを思い出しています。




某講座の時の話。


催眠スクールに行くと、デモンストレーションで必ず誰かが犠牲になって公開催眠の被体験をさせられます。実験台ですね(笑)

で、年齢退行の講座の時、私が被験者になってインストラクターの誘導を受けたことがありました。

今思うと、その時の他生徒はかなりディープなしがらみにまみれて、
「頑張ってる自分を肯定したい」レベルの人までいたので、


結果から言うと講座内の練習時間でも「前世に入って適当な感じで問題を誤魔化す」だけになって

講座の時間内で年齢退行の記憶が出たのはその時の私だけだったのでした。
だから被験者に選ばれたのだろう。





その時は中学校でつまらないいじめに遭ってうんざりした記憶が出てきたのですが


具体的に言うと


中学校は制服だったが凄くうるさい規則があって、
先日も書いたけど
セーラー服のリボンも(スカーフ?)禁止。

靴下は白で、というだけだったので

親が用意した膝丈のそれを身に付けていったら
他の人は足首までの短いものだった。

私は何も感じていなかったのだが、
ある日部活のいっこ上の人がそれをぐちぐち言ってきたんですね。




私が年齢退行時に語った内容は

・部活の時間なんだから部活の話しろよ(笑)と、

・先生が指摘するなら他の人と同じものに変えるけど、
規則に書いて無ければ注意されてもいない上に、

裁いて注意する立場もない人に言われても困る、・・・


でした。




太陽星座は幼稚な牡牛座ですが、
イヤイヤ期を生きているのと(笑)

他の星はそこそこ老人な感覚を持ちやすそうな位置に有るので(笑)

秩序なき他人の言葉には断固NO!

、でした。


まあだから、陰湿なこともされましたね。時々。私物壊されるとか。

それに怯えて生きなかったので今の私があります(笑)が。




私の感覚は「これ=納得いかない他人の言葉にひれ伏さない」だったわけですが


この催眠後、他の受講生は

「靴下の指摘された時点で、私なら親に言って同じの買って貰うー」。だった。

四面楚歌(笑)


びっくりした。


奴隷度の高い人たちは、こんな感覚らしい。





相手に注意する権利と説得力があるか、ってだけの話を私はしているのだが

インストラクターがその時「さおりちゃんの感覚としてはこうなのよ」と言いまくっていたが、周囲の人は理解できなかった。

・・・いじめを回避したいのか、他の人と同じことするのが当たり前という感覚なのか、買って済むなら簡単、だったのかわからないが、

二番目の感覚が強い感じでした。その人たちの感覚からするに。




当時私は自分だけが長めの靴下だということすら意識になかったレベルだけど、

・・・狭い田舎は他人の細かな行動を突っ込むぐらいしかストレス解消法がないのでしょうね。



理由なき支配に私はうんざりする。
それはもうこの頃からあったということ(笑)


あの時誘導した人が「なぜ親に買って貰わないの?」という意識の人で、そういう誘導されてたらぞっとしただろうなと思う。っていうか問題に気づけるのかなあ。

でもその時の他の生徒さんたちはみんな「その意識」だったわけで。怖。


もちろん

催眠下では言えますが。

そういう裁きの話じゃないからって。


でもその後、セラピストがネックなところに気づけなかったらその催眠はどうなっていただろう?




でもそれが「個人の意識」とか「感覚」でもある。





何が「自分にとって」嫌な事なのか。


細かく分析する
というのはとても大事。




セラピスト側は「その人にとって何のどんなことが不快でネックになっているのか」を深く分析できることが大事だと思う。





例えば催眠で「親が自殺未遂した姿で見つかった」みたいな場面が出てきても、


・心を開いてくれなかった母親に対するショック

・自殺未遂というショッキングな事件が自分の家で起こったことが外にばれることが怖い

・自殺するような弱い母親が子供を産むのは無理なのに産んだことに対するショック

・生々しい姿や臭いが生きることを全否定してくるようなショック


人によって色んな感覚でとらえるのです。



ここをしつこく、問いかけなければなりません。



そのことがフロイト先生の言う


無意識層で抑圧されているもの

=ブロック


に気づくことに繋がります。



例えば↑の例の最初の二項目の比較だけで言ったら、


何故心を開いてくれなかったの?は

母親に対する信頼や自分自身の力などがある人?

→自信過剰のブロック、ヒーラー的な魂の偏りの存在?

外にばれるのが怖い、は
その人の家は「うらやまれるような」地位や名誉があるか逆に「弱み」があることに対する強い意識
→集団欲への重度依存

・・・みたいなことがあると思うんですよね。



その辺りの細かい事を深くしつこく追及して、

「あ。」とクライアントの腑に落ちる瞬間までやるのが、

無意識層の扉を開いて、
ブロック解除に繋がる

ことだと思う。


要は無意識層の底にある純粋性を引き出す、です。




催眠の技術的な話では、明らかなショックや事件の場面でクライアントに「どうしたい?」と問いかけるのが基本ですが



ブロックが強い人でもそうでなくてもほぼ全員が「どうすることも出来ない」と必ず言ったりします。


一人で悩んでいる時に陥りやすい感情ですね。

「過去は変えられない」っていうのは確かだから、まずこの観念が強く出てしまう

でも、その「過去が脳に与えているショック」を「こうだったらよかったのに」とイメージすること→日常の意識が変わる、をするのが催眠

でも、ショックが大きければ、ほとんどの人が立ち止まってしまいます。


ここで自分自身が大きな問題を抱えたセラピストは困るのだと思うし、怯えるところかも。

だから
クライアントが陥っているブロックに解決法を提案できるかが大事です。

どこに傷ついていて、どうすれば解放できるかを提案するのは一番繊細で大変だがやりがいのあるところで

これを恐れるセラピストというのは

自分の問題を抱えていないとかの心の余裕の問題などが絡んで来るかと。





本当に困っていてメリットも無い問題をデトックスしたい人は酷い集団欲洗脳がない限り

催眠に深く入っていれば自分でこの↑提案ができるが

フロイト先生も言っているとおり、

思考型で顕在意識が高いことに安心する傾向があり、
問題に対しメリットもある状態に苦しむ人だと

そこでブロックがかかったように思考停止してしまうのかも。


解決に繋がりません。


もしくは自分を無力だと感じている場合にも起こりやすいです。



そこを、

純粋性に立ち戻って解決させるのが心や意志=催眠の本当の力


本領発揮した姿だと思います。






解決する、とか解決される、という「気づきの感覚」は皆持っています。


そこへ誘導するまでやるのが催眠は大切だと思いますが、

本当に心地の良い状態や幸せを追求したことがない人とそうである人の差はあるかもしれない、とは思います。



何らかの人生の改善、変化を求める人には


・トラウマ癒し
・孤独記憶のケア

・幸せや快楽の追及の

程度や有無



この3点を基本的に行ってほしいと思います。



虐待トラウマだけを注視し親を恨んでいる人が
孤独埋め理由に親と一線を画せないで悩み続けるとか

家族はそろってましたとか、大勢の中で育ったとかが盲点になって
誰かに依存せずにはいられない孤独記憶でパワハラに遭っているとか

心の闇は整理したけど、何にもしたいことも欲望も希望もないので
今の何も面白くない生活を続けたいだけに固執し、小さな厄介ごとが続く


こういうのが多いのです。無意識層に抑圧しているものとして。


上の3項目

どれが欠けても足りなくても人生の障害やブロックに悩まされ続けると思います。





人生の自動車に乗って心地よく、自由にハンドルを操作できる、

そのために必要なことは何か。


癒しの「シンプル3」を確かめてみて下さい。


ではでは。