「都会」と「田舎」 | ジャスミンの枝、泉のほとり

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乳がんサバイバーへの挑戦

声の表現への挑戦

歌いつつ歩まんハレルヤ!ハレルヤ!


2010年 9月 乳がん告知 ステージⅢa
2011年 16クールの抗がん剤後 左乳房全摘出
ホルモン療法開始

2011Xmas キリスト教受洗

東京駅のホームに降りた途端


「ああ 帰ってきたなあ」と思った。


この空 この雑踏 この空気


40年も過ごしてきたこの大都会の香りが 自分の中で懐かしい住み慣れた街の匂い


でも 生まれ故郷の駅を出た途端 「ああ 帰ってきたなあ」とこれまた思うのだ。


いったい私はどちらの人間なのか


どちらかに決めて 生活の拠点を固めなければと思っていたここ何年かがあった。


ふるさとは 祖母も父もすでにいない


もっと早くに戻れば 孝行ができたとは思うが タイミングは合わなかった。


1人残る母は ホームに入居して 面会に行くくらいしか会えない。


寂しく申し訳ないと思っていた気持ちは 安心に変わりつつある。


いろんな人がいて いろんなことができる大都会の気楽さ


いろんな人がいて いろんなことがそばにある田舎の温かさ


今しばらくは どちらかに決めず この2拠点生活でやっていきたい。


経済的に厳しくなる。


仕事はあるが やりたいこともたくさん出てきた、


いつまで経っても落ち着かないのが私の生き方なのだろう。