空白な日があってもよい、という身体のしくみの話 | 呼吸からはじめるピラティスライフ

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今日は朝と夕方に
オンラインレッスンをした以外は
ほぼな~んにもしなかった1日でした。


でもね
こういう日って必要なのかもなー
と思ったのでブログに書いています。


午前中に娘とドンキに行ったあと
娘はお友だちと出かけてしまったので
私はひとりうちに戻り(夫は出勤日)
それからの私、家事すらしてない。(笑)


そしたらなんだか
すごーく元気になったのです。


で、ふと思い出しました。


昨年参加した小笠原和葉さんのセミナー
つながりと安心の神経学
 



この中で聞いた
「背中の時間」「お腹の時間」
というお話のこと。


和葉さんが教えてくれたのは
ポリヴェーガル理論という
比較的新しい自律神経の考え方で
よく知られている交感神経系と
副交感神経系という二分類ではなく
「交感神経系」
「背側迷走神経複合体」
「腹側迷走神経複合体」
という三系統があるという理論。


それを和葉さんは
「背中の時間」”ひとりの”リラックス
「お腹の時間」”みんな”のリラックス
と表現されていたのです。


あー、今日の私は
背中の時間が満たされた1日だったのだな
と思いました。照れ


ちなみに
和葉さんが「お腹の時間」と表現された
腹側迷走神経複合体というは
私たち哺乳類だけに見られるもの。


人と人がおだやかにつながり
交流するために欠かせない働きを
担っているのだそうです。


「ある」ということは
必要だからある、ということ。


私たち哺乳類の神経=身体は
社会的な交流を前提につくられている
ということなんですよね。


てことは当然
「背中の時間」もまた
私たちにとって必要だということ。


夫がいて
娘がいて
仲間がいて
お客様がいて


私は
「お腹の時間」“みんなの”リラックスは
割といつも満たされているほうだと思う。


その時間が増えれば増えるほど
幸せも増すような気がするのだけれど
それは同時に“ひとりの”リラックスが
足りなくなることなのかも知れません。


あー、だから最近やたらと
「ゆっくりどっぷり読書したい」
という気持ちがむくむくしていたのかも。


今日
なんか何もしたくなーい
って気分になったのは
身体がそれを求めていたのでしょうね。


おうちで
ひとりで
なにもしない時間。


そんな
空白な日があってもいい。
というか、必要。


それは「身体のしくみ」として
備わっているもの、なんですよね。





夕方のオンラインレッスン終わり
自分の顔がとても穏やかで
スッキリしていると感じたのは
きっと「背中の時間」のおかげだな♡




 
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