先日開催した『自分振り返り法』でも
最初のほうで皆さんにお話したのですが
現実というものは
内側(自分)と外側(自分以外の何か、誰か)との
マッチングによって決まってくるもの。
なので、ほぼどのような物事にも
行動→結果の間には「遅れ」があります。
例えば、いま私は
ネットでポチッとした商品が届くのを
心待ちにしているところなのですが
ポチッとしてから手に入るまでの
インターバルが「遅れ」です。
こういうふうな、行動→結果の間に
大体どのくらいの「遅れ」があるか
予測できるような物事の場合には
特に苛立つこともガッカリすることもなく
「まあ、そんなものよね」と
普通のこととして受け止めることが
できるわけなのですが
娘や夫に何かをお願いしたときに
自分が期待するよりも
彼らの行動が遅かったりすると
「なんでやってくれないの」
とケンカになったりする。(笑)
「遅れ」が問題になったり
感情的に苛立ちを覚えるのは
予想以上に遅れるか
先が見えないぐらい遅れるか
その遅れの実態をつかめていないとき。
なので
物事に「遅れ」があると知っておくことや
「遅れ」の性質をよくつかんでおくことが
心の不整合を起こしにくくしてくれます。
さて。
先日こんな記事を書きました。
そして、この記事の中にリンクを貼った
こちらの記事は2年前の春に書いたもので
この記事の結びに書いていた
私が皆さんとピラティスをご一緒できたらもちろんそれはとても幸せなことなんだけどご一緒するのが例え私でなくてもどこかでピラティスと出会ってくださってその素晴らしさを感じてくださる方がひとりでも増えたら幸せ。そんな未来につながることならなんでもやっていきたいなと思う。
という文章を読んだとき
あ、やっぱり「遅れ」は2年なんだな、と。
このとき書いていた
「そんな未来につながることなら
ㅤなんでもやっていきたいな」
が実際の行動に結び付いてきたという
感触を得られたのが今年の春...
つまりこの記事から2年後。
ちなみに、やっぱり、と書いたのは
私はよく新規のお客様から
「実は2年前からブログ読んでました」
と言われることが多いからです。
それも1人や2人ではなく、かなりの確率で。
そんなことを思っていたら昨日
Facebookの「過去のこの日」のお知らせに
こんな投稿を見つけました。
このとき
「来年こそはフィットネスクラブ以外でも
ㅤグループレッスンにも力を入れて
ㅤやっていきたいと思っています。」
と書いていたわけなのですが
実際にはその翌年、このビジョンは
叶わずに終わっています。
でもね、2年前の投稿に書いていた
「もっとたくさんの方に
ㅤピラティスと出会って欲しい!」
という思いを叶えるための場が
いま「みんなのピラティスライフ」の
定額制クラスでカタチになっていて...
つまりはやっぱり2年後カタチになってる。
ここから見えてくる特徴として、私は
「考え始めて」から「カタチになる」まで
2年の「遅れ」がある、ということ。
お客様がブログから2年遅れて
レッスンに足を運んでくださるのも
お役に立てるかな~と書いた記事が
「ピラティスを受ける」
という行動としてカタチに現れるのに
私の場合、だいたい2年の遅れがある
と考えられるわけです。
ここでね、
もし私が「遅れ」について
認知していなかったら。
ブログを書いても書いても
お客様が来てくださらないなら
書き続ける意味がないし...と
半年でブログをやめてしまったら?
私はいま
ピラティスインストラクターとして
個人で活動し続けることが
出来ていなかったかもしれません。
私の場合、2年の遅れがある、と
想定できているからこそ
早い成果につながらないことでも
焦ったりくさったりせずに
続けることが出来るのだと思います。
ちなみにね
人よりも「遅れ」が短いものが得意分野
長いものが不得意分野と考えられるので
私の「2年」はあまり得意分野とは
言えないのかもしれません。
そういえば、今から2年前の暮れには、
こんな記事も書いています。
ここに書いたこともまた
2年後のいま、具現化しつつある。
たとえ得意分野ではなくても
こうして確実に未来が創られているので
私はこれからも「2年の遅れ」を想定しつつ
未来に思いを馳せていこうと思います。
自分の「遅れ」の性質を
フィードバックし知っておくことは
心の不整合の解消するだけでなく
その遅れによって起こる不都合に
手を打つことができる場合もあります。
自分にどんな「遅れ」があるか?を
記録したり観察してみたりすると
これまでとは違う結果が得られたりするかも?
大切だと思いつつ
なんだか成果が出ないからと
辞めてしまった物事がある方は
自分の「遅れ」の性質を
フィードバックしてみてくださいね!