続・自分に足りないものを付加していく前に | 呼吸からはじめるピラティスライフ

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今日はインストラクターさん向けに
この記事の続きを書こうと思います。


前回の記事は

 
自分に足りないものを付加していく前に
まずは自分のすべてを使える自分を
取り戻すこと。


自分の可能性を伸ばしていくには
ここの順番を間違えてはいけないんです。


それは、心も身体も、です。

 


と結びました。


今日は「順番を間違えてはいけない」の
心(マインド)の部分について書いてみます。





私たちは学校教育の刷り込みによって
「自分を伸ばそう」とするときには


「できないことをできるようにする」


ということにチカラを注ぎがちです。


国語は5だけど数学は2だから
数学も5を取れるように勉強しなきゃ、
みたいな感じ。


元々得意な国語は勉強しなくても
そこそこ点数が取れるから
苦手な数学もちゃんと点数が取れるよう
今チカラを注ぐべきは数学、
とする考え方って
試験に受かるためには有効でも
「自分の可能性を伸ばす」ことには
まったくつながりません。


でも、多いよね。
そういうふうに上の人から言われることも。


そもそも「人を伸ばす」という場面において
上とか下とかっていう考え方をするのが
間違っていたりします。


「自分の可能性を伸ばす」ときは

自分を「個別化」し
「成果」を出す

ことが大切です。


「できないことをできるようにする」
という考え方は成果を遠ざける考え方です。


「自分の可能性を伸ばす」ために
注目すべきは、自分が簡単に
「できてしまうこと」です。


努力や訓練なしに「できてしまうこと」は
そこに「強み」があるから「できる」。
「できるようになった」のではなく
最初から「できてしまう」のです。


その「強み」を生かして成果を出すために
必要ならば、その必要なことは習得する。
「できないことをできるように」というのは
ここで初めて必要になる。


 
自分に足りないものを付加していく前に
まずは自分のすべてを使える自分を
取り戻すこと。


自分の可能性を伸ばしていくには
ここの順番を間違えてはいけないんです。


それは、心も身体も、です。

 


というのはそういうこと。


ピラティスインストラクターが
ピラティスを教えるときにも
自分自身に対して
この考え方を採用する。


そうしなければ
クライアントに成果を出せる
インストラクターにはなれません。


誰かに憧れて
誰かのようなインストラクターを
目指してはダメなんです。


まず先に「自分を十全に使う」。


自分に足りないものを付加していくのは
そのあとの話。




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