おなじみの食材・寒天が、注目を集めています。海草生まれの寒天は、食物繊維の含有量がナンバー1の食品。
食物繊維は腸でふくらみ、便秘解消に大きな効果があります。
また、近年寒天には血液をサラサラにしたり、高血圧、高脂血症、
高コレステロールに効果があることが明らかにされました。そこで、寒天を使ったおかずをご紹介。
おなじみのおかずにぱっとプラスできるレシピと、便利な寒天レシピです。


寒天豆知識
寒天は三種類
どの寒天もテングサやオゴノリ製。戻し方に違いがあります。それぞれの良さを生かして使いましょう。

粉寒天
一番手軽に使え、応用力も抜群。煮てとかすタイプと、お湯だけでとけるタイプがある。
2gで0.1kcal程度。

棒寒天
角寒天ともいう。ところてんを氷点下にさらして凍結乾燥させて作る。1本約8gで0.3kcal程度。
たっぷりの水に30分漬けて戻し、水をしぼり、手でちぎって使う。

糸寒天
細寒天ともいう。和菓子に多く使われるが最近めんの代用素材として人気。25本で約8g、0.3kcal程度。
たっぷりの水に30分漬けて戻して使う。熱い汁ものならそのまま使ってもOK。

1日に必要な食物繊維の量は 15g。寒天を上手に使えば、毎日簡単に食物繊維を摂ることができます。
たとえば、炊飯器に粉寒天を入れてごはんを炊きましょう。炊き上がりはふっくら、味も変わりません。スープや汁ものには糸寒天を加えるようにして。
食事の前に粉寒天をお茶やジュースにとかして飲むと、食欲も抑えられて一石二鳥。

ごはんの場合、米3合に粉寒天小さじ1杯くらいを目安に水に加える。
汁ものは糸寒天を戻して適量加える。煮込まずに器に入れるのがコツ。

リコピンパワーいっぱい!トマト寒天レシピ

健康維持や「がんばらないダイエット」に大人気のトマト寒天。
トマトには活性酸素を取り除くリコピンが豊富で食物繊維もたっぷり。
便秘気味の人に特におすすめします。
ここではトマトジュースを使っていつでも簡単にできるレシピでご紹介。冷蔵庫で2~3日は保存できます。
● 基本量(約250ml)
粉寒天……小さじ1
トマトジュース(有塩)……250ml
● 作り方
1. トマトジュースを中火にかけ、粉寒天をふり入れ、かき混ぜながら温める。
2. 沸騰したら弱火にし、約2分間寒天を煮とかす。
3. 流し缶に入れて冷蔵庫で20分程度固める。

10秒で繊維たっぷりのパスタができ上がり! バジルとトマトの冷製パスタ
● 材料(2人分)
カッペリーニ(極細パスタ)……80g
塩……適量
バジルの葉……適量
A ------------------------
オリーブ油……大さじ1/4
レモン汁……小さじ1
------------------------
なす ……1本
オリーブ油……大さじ1

[にんにくトマト寒天]
粉寒天……小さじ1/2
トマトジュース(有塩)……250ml
塩……小さじ1/2
こしょう……少々
ローリエ……1枚
にんにくすりおろし……少々
● 作り方
[下準備]
にんにくトマト寒天を作る。手順は基本と同じだがトマトジュースにはローリエを入れておき、
粉寒天がとけたらにんにく、塩、こしょうを加え、ローリエを取り出す。

 
1. 熱湯に塩を加え、カッペリーニをゆでる。
2. バジルは、半分みじん切り。
3. ゆで上がったカッペリーニを冷水にとり、水けを切って2のバジル、Aをからめる。
4. なすは1cm幅に切る。フライパンにオリーブ油を熱し、なすを炒める。
5. ボールに、3、4、にんにくトマト寒天を入れて混ぜ、皿に盛り、残りのバジルを飾る。
POINT
調味料などは寒天がとけてから加えること。よくかき混ぜてなじんだら火からおろす。

生のトマトよりさらにヘルシーで手軽 魚貝とトマトのサラダ
トマト寒天は、生のトマトより甘みを強く感じます。マリネしたシーフードとさっと混ぜるだけですが、
レモンの爽やかな香味がプラスされ、さっぱりとフルーティーに。
● 材料(2人分)
トマト寒天……基本の半量(125ml分)
タコ、ホタテ(生・刺身用)合わせて
……100g程度
かぶ……100g
塩……小さじ1/2

[マリネ液]
にんにくすりおろし……少々
塩……少々
サラダ油……大さじ2
レモン汁……小さじ2
● 作り方
 
1. マリネ液の材料をすべて器に合わせておく。
2. かぶは皮をむき、1~2mm幅の薄い半月切りにし、塩をふり、しんなりしたら、
さっと塩気を流して水けを絞る。ホタテは4等分くらいに薄切り。
タコとともに1に合わせて、ざっくりとあえる。
3. 2と、スライスしたトマト寒天をあわせ、好みでベビーリーフなどハーブを飾る。
POINT
濃厚なトマトの味と食感を楽しむなら厚めに、よりさっぱりと食べるならみじん切りもOK。

酢飯にも寒天をたっぷり混ぜて ごちそうちらし寿司

トマトの甘酸っぱい味が、食欲をそそるちらし寿司。ごはんものでは摂りにくい食物繊維が、
たっぷり入ります。型抜きした寒天を飾ると見た目も美しく、夏のおもてなしにも。
● 材料(2人分)
トマト寒天……基本の半量(125ml分)
ごはん……茶碗2膳分
ハム……薄切り3枚
いくら……大さじ2
卵……1個
青じそ……3~4枚
レモン汁……小さじ2
オリーブ油……好みで適量
● 作り方
 
1. トマト寒天は、半量を型抜きするか、薄切りして1cm角程度に切る。残りは包丁でくずす。
2. 酢飯を作る。ハムは8等分に、青じそは細切りにし、その2/3量と、
くずした1とをごはんに混ぜ、レモン汁とオリーブ油で味をつける。
3. 卵は錦糸卵にする。
4. 2の酢飯を皿に盛りつけ、型抜きしたトマト寒天と、3、いくら、ハムと青じその残りを彩りよく飾る。
POINT
最初に飾り用を取り分け、残りをくずしてごはんに加える。混ぜるときは切るように。