偽りの人生 ~大人になりきれなかった小羊~ -11ページ目

精神疾患はほとんどが周りの理解や関わり方

自分の親は自分のことを全くわかっていません。

自分がこんな状況になっても、精神科に罹っても、理解はしてくれていません。

どれだけ自分の状況や障害のことについて説明しても、分かってはくれません。

一番近しい存在であるはずの親がしっかり受容できないと、精神疾患の人はしんどいです。

そこがクリアされない限り、一生その苦しみに悩まされることになります。

多少はわかってくれてきたかなと思っていましたが、今日、話をして失望しました。全然だったんです。

こういう状況だと、何か苦しいことがあっても、頼れなくなるんですね。

仕事を探すにしても、何かハードルが高いことをするにしても、助けが必要なのに、助けを求められず、結局、何もできずに終わってしまう。

障害認定されても、障害を受容してもらえない親に、何を言っても無駄です。

今、仕事探し、自分にとってかなりハードルの高いことですが、自分には誰かの助けが必ず必要なのに、一人で何とかしないといけない。これまでもずっとそうでしたが、今も何も変わっていません。

精神疾患は周りの関わり方、特に近しい親の関わり方で、その人の行動や未来は大きく変わってきます。

それを今、自分自身を通して、実感しているところです。

真面目そうですね。優しそうですね。

自分はよく「真面目そうですね」「優しそうですね」と言われます。

このところ、毎週、ハローワークへ行っているのですが、相談員の方にもそう言われました。

 

…でも、自分はそうじゃないんです。

全然真面目じゃない。めっちゃ適当です。優しくもない。めちゃめちゃ怒る時もある。人のことなんか何も考えられない。自分のことしか考えられない。醜い自分もある。めっちゃ悪い自分もいる。

以前のブログにも書きましたが、二重人格があります。人間が二極化して変わってしまうことが往々にあります。

自分は本当はそうじゃないのに、全くない自分をよく言われたり、褒められたりすると、苦しいですね。

昔から、そんな風にみられてきました。

しかし、現実の自分とは乖離しているということです。

 

自分は発達障害で、この状態を「カモフラージュ(擬態)」と呼ばれるそうです。

「普通っぽく見せてしまう」ということですね。自分は無意識にそうしながら生きてきました。

とにかく周りの目に合わせようとする。

でも、本来の自分はそうじゃないんです。

そうしているうちに、不安障害や鬱といった二次的な障害を知らず知らずのうちに引き起こしてきたということになります。

とにかく無理をしてきた。「普通」である自分でいられるように、頑張ってきました。

自分に嘘をついて、生きてきた…ということです。

 

他者と自分の評価がずれすぎている…それが「擬態」と呼ばれているものです。

全然ちゃんとしてない。だらしない。でも一見そうは見られないから、期待されてしまう。

だから、失敗もできない。

しんどいですよね。

歯医者さん

今日、奈良の歯医者さんで最後の治療を受けました。

去年に引っ越したばかりの2月からゆっくり長い時間をかけて治療を受けてきました。

私より少し年が上の若い先生でしたが、ここまで熱心に見てくれました。

受付の人の対応もよく、初回から安心して受診できたことを思い出します。

今月から地元の方に帰ってきたので、キリが良いところまで見てもらえるよう、今日まで延長して診てもらいました。

残念ながらまだ虫歯は残っており、引き続き治療は必要とのこと。残りの一箇所は今の家の近くで見てもらうことになります。

自分は本当に歯が悪いですね。この1年ほどでいっぱい治してもらいました。

ずっとこの歯医者さんで診てもらってきたので、安心感があり、引き続き、診てもらえるのが一番良かったのですが、地元に帰る必要があったため、名残惜しいですが、今日で最後の診療ということになりました。これから、別の歯医者さんで診てもらうのは不安ですが、まだ虫歯があるとのことだったので、仕事探しなど少し落ち着いてから、また以前行っていた歯医者さんに行きたいと思います。

 

これで、奈良でやり残していたことは全て終わりました。

ここからはまた色々なことを和歌山で頑張っていきます。