みなさんは足指をまんべんなく使えていますか? 

 

手の指と違って、足指を一本一本動かそうとすると

「思うように動かない……」という人が多いと思います。

 

普段靴の中で縮こまっている足指は、意識して動かさないと

あっという間に感覚が鈍くなってしまいます。

 

身体の末端部分である足指を動かすことで

得られるメリットは、実はたくさん。

 

今日からすぐに始められる、足把持力トレーニングもお伝えします。

足指を鍛えることのメリット

二足歩行で生活する私達は、足裏の小さい面積で身体を支えています。

足指を意識的に使えることは健康的な日常生活を送るうえでとても大切。

 

まずは足指がどのくらい使えるかチェックしてみましょう。

 

足指でジャンケンするように、

グー・チョキ・パーの形を作ってみてください。

 

思うように動かせない指があったり、感覚が鈍いと感じたら

足指の筋肉が固くなっている証拠です。

 

久しぶりに意識する筋肉に司令を送り続けることで感覚は

戻ってきますので、毎日少しづつ動かすことを習慣にしましょう。

 

メリット1:姿勢改善 

 

立つ・歩く・走るなど、私たちが日常生活で何気なく

行っている動作は、足指を使うことで不自由なくバランスを

とることができています。

 

足の裏全体に意識を向けて床を捉えることで、

姿勢を整えるのに大事な内転筋群やインナーマッスルを

使いやすくなり、基本姿勢が安定します。

 

姿勢を整えることはすべてにおいて基本です。

転倒予防や偏平足の改善にも繋がります。

 

長生きできる時代だからこそ、自分の足で健康的に

過ごすための土台づくりを意識しましょう。 

 

メリット2:冷え・むくみの改善 

 

足指をまんべんなく使うことで、足首やふくらはぎの筋肉を

十分に使うことができ、脚全体の血行促進、シェイプアップに繋がります。

 

同時に、重力で下半身に溜まりやすい水分が流れやすくなり、

下半身のむくみや冷え改善にも。

 

脚がスッキリ軽くなることで、歩いたり走ったりの運動もしやすくなります。

 

メリット3:歩行力、運動パフォーマンスの向上 

 

私たちは歩くとき、足指で地面をつかみ、蹴り出すことで前に進みます。

足指で蹴る力が強いほど一歩が大きくなり、長距離歩行をしても

足が疲れにくく、歩行力がアップします。

 

たくさん歩けるということは、足腰の強化にもつながります。 

また、下半身を使うヨガポーズでも、踏み込む際に足指の力を使います。

 

足指で強く床を踏めることによりポーズ力アップが期待できます。

ヨガだけでなく、さまざまなスポーツで瞬発力を高めたり、

パフォーマンス力を上げるのにも足指のトレーニングはとてもおすすめです。

素早くタオルを引き寄せるだけ!『タオルギャザー』

①タオルを縦長に敷きます。

 

端に足先をセットし、足指をしっかり開いてタオルの上に置きます。

 

②足指だけを使ってできるだけ早くタオルを引き寄せます。

 

このとき、足の裏がなるべく浮かないように指先だけを使いましょう。

5本の指が同じ動きになってしまう場合は、ゆっくりまんべんなく

足指を動かすことから始めてみてください。 

 

ライター/manami 

2012年より、大手ホットヨガスタジオにて約7万人に向けレッスンを行う。 

ヨガインストラクター、店長、トレーナー、スーパーバイザーを経て独立。

 

 

 

  OurAge(アワエイジ)より