子育て中に絵本大好きになり
還暦すぎて童話読みはじめた

ルピナスです(笑)

神沢利子さんの絵本と

幼年童話を読みました。

 


「ふらいぱんじいさん」

神沢利子 作

堀内誠一 絵

あかね書房

1969.1初版

2019.4月で第253刷

 

 

 

 

 

 

ページをめくった最初の感想

デカ!!」

「字が大きい!!!!!」


 (老眼には見やすい・・ともいえる)

(はい、今の私にちょうどいい)


普段読んでる絵本の字の何倍もの大きさ!

赤ちゃん絵本と同じ大きさ。


ちょっと考えた

そうか、はじめてひらがなを覚えたての子どもが読む最初の本。一字一字拾ってたどたどしく読んでた娘たちを思い出す。

絵本は基本は読み聞かせ用。

大人が読んであげる用にできてるのかな。

 

 

自分で本を読めるようになっても、

娘たちが「読んで~」と持ってくるのは、

ずっと絵本だったような気がします。

 

 

さて、おはなし

 

まっくろなおなべの、ふらいぱんじいさん。子どもたちのために玉子焼きを焼くのが大好き。ところがある日、奥さんが新しい目玉焼きなべを買ってきて、卵を焼かせてもらなくなり、しょんぼりしていると、ごきぶりが来て言いました。

 

「元気をお出しよ、じいさん。世間は広いんだ。こんな所でくよくよしてないで、旅に出たらどうだい」

(ここで、ゴキブリですか!と驚いた私。

ゴキブリにこのセリフを言わせる神沢利子さんにほほう・・・と唸る)

 

そこでふらいぱんじいさんは

「そうだ、広い世の中に出れば、このわしだって、なにかやれそうなものだ。よし出かけよう。新しい世界で、誰かがわしを待っているかもしれない」と旅に出るおはなし。

 

希望いっぱいで旅に出ても、山あり谷ありの冒険の旅。

そして、足は曲がり、寝たきり、動けなくなったふらいぱんじいさんの最後は・・・

 

 

幼年童話、侮ってました。

大きな字で、すぐ読めますが、

深いです。

 

絵は堀内誠一さん

長年読み継がれてきただけある童話です。

 

 

*****

 

 

「はねるのだいすき」

神沢利子 文

長新太 え

(1970 偕成社)

絵本塾出版

2020.11 初版

こちら復刻版?

ありがたい・・・

 

 

 

 

 

はねるの すきなこ だあれと だあれ

バッタ、うさぎ、ボールとこども

さあ みんなで はねようよ

のはらと くもと おひさんも

あらら まねして はねてるよ

          かんざわ としこ

 

うさぎのピコときつねのコンと

なぞのおじさん登場

かわいいおはなし。

 

絵は長新太さん

おはなしに合わせて絵もかわいい

(キャベツくんの雰囲気じゃない)

 

 

*****

 

「くじらのあかちゃん おおきくなあれ」

神沢利子 文

あべ弘士 絵

福音館書店

2006.9.1 月刊「こどものとも年中向き」発行

2013.6.10「こどものとも絵本」初版

 

 

 

 

お月さまに見守られながら、お腹の大きなざとうくじらのお母さんが、子守唄のような歌をうたうところからはじまり、出産、家族の喜びの水しぶき、そして赤ちゃんの成長の様子を見守るお母さんと、やっぱりお月さま。

 

 

あ〜これぞ絵本って感じ!

神沢利子さんの文と

あべ弘士さんの絵が

もうピッタリすぎて、

またまたうっとりです♡

 

お母さんの子守唄も、楽譜ついてて歌えます。

 

*****

 

今年読んで

あべ弘士さんの画が

とても印象的だった絵本

どれもため息でるほど素敵です。

 ↓