心の声に手を差し伸べる♡

ナースMariです。

 

私はナースの経験を通して、

あなたの疑問やお悩みの

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この度は、素敵なご縁で

私のブログをご覧になっていただき

どうもありがとうございます♡

 

 

今日は厳しいようですが、

重い発言をします。

 

 

終末期の患者さんのご家族から

「食べれないので

入院させてください。」

と言われることがあります。

 

 

終末期に食べれなくなるのは、

突然死ではない限り、

誰もが通る道です。

 

 

がんの末期、

何らかの臓器不全の末期

(心不全、腎不全、肝不全、

呼吸不全など)

認知症の末期、老衰

 

といった何かしらの終末期

の状態だとしたら、

どこかのタイミングで

「食べれない」が生じるのは

避けられないことなのです。

 

 

終末期の食欲不振は

入院して何か治療をしたら

治るものではありません。

 

 

何かの病気の末期の方が

食べれなくなったら、

お別れがいよいよ近づいて

きたことを覚悟していく

タイミングだったりします。

 

 

食べれないことだけを理由に

入院した場合、

多くの方はむしろもっと

食べれなくなるのです。

 

 

本人は食べれないことを

苦痛に思っていないことが

ほとんどです。

 

 

多くはご家族が心配して

入院をさせたがることが

多いです。

 

 

病院は何でも治せる場ではなく、

医療は万全ではありません。

 

 

終末期を迎えていたら、

医療ができることは

命をのばすことではなく、

苦痛を減らして生活への

影響をなるべく少なくする

ことくらいなのです。

 

 

終末期の食欲不振は

治療できるものではないうえに

その患者さんにとっては

二度と自宅には帰れない入院になる

可能性が非常に高いのです。

 

 

食欲が落ちてきたということは

残された時間が少ないということ

 

 

医療者と家族の認識のズレが

少しでも埋まるようにと思い

今日のブログを書いています。

 

 

最後までお読みくださり

ありがとうございました。