心の声に手を差し伸べる♡

ナースMariです。

 

私はナースの経験を通して、

あなたの疑問やお悩みの

お役に立ちたいと思っています。

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この度は、素敵なご縁で

私のブログをご覧になっていただき

どうもありがとうございます♡

 

 

 

同僚との話で、

「あの時、調子良さそうに

見えていたのは、

中治り現象だったんだね。」

そんな話題になったのです。

 

 

「仲直り現象って何?」

と思った方もいらっしゃると

思います。

 

 

一般の方には馴染みのない

言葉かもしれません。

 

 

中治り現象とは、

亡くなる直前に、
一時的に回復したよう見える現象

のことです。


死期が近づくと、

眠っている時間が増え、
ほとんど食事も摂れなくなります。

 

 

普段は水分を数口飲むだけの

患者さんが突然、
「ご飯を食べたい」
「アイスを食べたい」
「ジュースが飲みたい」
と言っていつもより、

食べたり飲んだりできることが
あります。

 

 

急に元気になったように見えて、
ご家族も回復したのではないか・・・。

 

 

このまま元気になって、
退院できるのではないかと

期待されることも
珍しくありません。

 

 

しかし、それは長く続くものではなく、
数日してお亡くなりになることがあります。

 

 

このように患者さんの容態が、
一時的に回復する現象は
海外でもあります。

 

 

欧米ではこれを

「last rally(ラスト ラリー)」
呼んでいます。

 

 

日本語に訳すと「最後の回復」

 

 

医学的には、アドレナリンや

エンドルフィンなどが
作用していると言われています。

 

 

後で振り返ったら、

あれが中治り現象だったんだと
気づくことがあります。

 

 

中治り現象を知っていれば、
あなたの大切な方との過ごし方も
変わるのではないかと思います。

 

 

それが最期の会話に

なることもあります。

 

 

だからこそ、

お互いの気持ちが伝えられる時間で
あってほしいと願っています。