今年も残すところ今日を含めて
2日となりました。
明後日は新年を迎えます。
あなたはお正月の意味を
知っていますか?
お正月というのは、
家に歳神様をお迎えして祝う行事です。
お正月は、日の出とともに
「歳神様(としがみさま)」が
現れると言われています。
歳神様は地域によって、
歳徳神、とんどさん、恵方神、お正月様、
トシドンなどなど...さまざまな名前で
呼ばれるお正月の神様です。
歳神様の由来については諸説ありますが、
1.家を災いから守ってくれる先祖の霊という説
昔の人は祖先の霊が山の神になり、
子孫の繁栄を見守ってくれるのだと考えていた。
2.耕の神様、田の神様という説
歳神様の「歳」というのは
「登志(トシ:古くは穀物のことをこう呼んだ)」
に語源があるとされている
1年を守護する年神様は、同時に農耕の神様、
田の神様でもあります。
歳神様は初日の出と共に現れるという
言い伝えから、日本では昔から
初日の出をとても重要なものと
位置付けてきました。
中でも歳神様は高い山から下って
やってくるという話から、
山の上で見る初日の出を
『ご来光』と言って特に大切にしてきました。
歳神様はご先祖さまを導いて各家庭を訪れ、
その家族と一緒にすごされ、
一年間の健康と幸福を授ける神様と
いわれています。
門松や松飾りは歳神様がおいでになるための目印
しめ縄は汚れのない清浄な場所(すなわち
神様がおいでになっても大丈夫)を示すもの
鏡餅は、家に入って来た歳神様が
そこをよりどころとして再び山に帰る日まで
いらっしゃる場所
歳神様と恵方(えほう)
「恵方」というと、節分にいただく「恵方巻」を思
い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
「恵方」とは、その年、年神さま(歳徳神)が
おいでになる方位のこと。年ごとにかわります。
恵方は何ごとにおいても良い方位とされています。
初詣でも「恵方」の神社仏閣に詣でる
「恵方詣(えほうまいり)」を好まれる方も
多いです。
2022年の恵方は「北北西」です。
最後でお読みくださり、
ありがとうございます。